今日「美しい中海を守る住民会議」のメンバー11人が米子市に要望を行いました。
干陸淡水化が中止されてから11年、
農水省が中海干拓事業を終了し引き上げるに際し、
森山堤防を60m(底辺は25m)開削してから、今年5月で5年経ちましたが、
開削効果は、いまだ、はっきりしません。
大橋川拡幅事業に米子市が同意した過程で、米子市、境港市の要望に応え、
森山堤開削後の効果をモニタリングし、
その結果必要となれば大海崎、森山両堤防開削をも検討すると、
島根、鳥取両県知事は協定書を交わしています。
この検討のために設けられたのが中海会議ですが、
両堤防の開削は会議の議題となったことがありません。
このまま両堤防の開削問題が風化することがないように、
森山堤60m開削のモニタリング結果を、中海会議の設置目的にそって検証、公表すること。
両堤防の開削も中海会議の議題として、正面から取り上げることを求めました。
市長は都合がつかないということで、角副市長、山田環境政策課長らに対応していただきました。
角副市長は、
「両県、国土交通省には、担当者が変わったこともあり、意識が薄れているようだ。
また米子市とは温度差があるとも感じる。
中海会議設置の経過を改めて話すところから始めたい。」
「森山堤防60m開削のモニタリングは、専門家集団による検証を求めたい。」と、
住民会議の参加者の要望に応えました。
★写真は要望を行った5階の窓から見た大山、綺麗だった!