倉敷で開かれた新俳句人連盟の瀬戸内句会に参加しました。
中四国、九州、近畿から約60名が参加。
「大震災・原発」「倉敷」がテーマでした。
句会での高点句を紹介します。
牛飼いの「避難はできねえ」村おぼろ
大森恒夫(岡山)
みちのくにみんな向いてる鯉のぼり
大坪光恵(岡山)
行く春や吸える空気のなくなる日
砂方邑子(兵庫)
語る背も聞く背も昭和瀬戸春愁
鈴木 映(滋賀)
父母消えし海睨む子や涅槃西風
鈴木山明(兵庫)
私の句は次のに2点だけ頂きました。
「樋あせい」の敷石ロウセキ日永かな よし枝
樋あせい(ひあせい)というのは、倉敷の言葉、樋と樋がぶつかるような小さな路地のことです 倉敷という町への挨拶句です。
★写真(上)は美観地区で祝言の白無垢の花嫁さん、(中)の奥に見えるのが「樋あせい」、(下)は少し広い路地。