委員会週間です。

毎日、各特別委員会や常任委員会の審議が続いています。2010_0916_111010-PAP_0532

その中で、市民のみなさん、さまざまな団体から出された陳情が審議されています。どれも今望まれている切実なものが多いのですが、なかなか採択されません。

昨日の総務企画委員会の「日本軍『慰安婦』問題の解決を目指す法制定を求める意見書の提出を求める陳情」は、

この委員会ただひとりの女性委員が、「政府としては終わったこと。男女差別という面ではあるとおもうが、教える必要はどうか。」と、不採択に回る中、

3人の議員が、謝罪、賠償、真相究明は必要。若い世代に正確に伝えること大切と、採択を求め頑張られましたが、

「どこの国にも語りたくないことがある。掘り起こすのはどうか。」とか「もう傷は癒えてる。」とか、果てには

「陳情項目4つはとても重い。外交政策に関わる。日本海拠点会議(?ちょっと正確ではありませんが)がこっちで開かれようというようなこの時期、こんな陳情の採択を米子市議会がやっていいのか。お詫びの言葉で始まる交流会でいいのか。」という意見まで出て、

不採択になりました。

今日の市民福祉委員会では、「新たな保育制度改革の導入に反対し、すべての子どもの健やかな育ちを保障するための意見書提出を求める陳情書」「『所得税法56条の廃止』を求める意見書提出を求める意見書」、「子宮けいがん予防ワクチン接種の米子市における公費助成を求める陳情書」の3つが、やはり不採択になりました。

「子宮けいがん・・・」などは、今年7月議会で、国に意見書を上げる陳情を採択し、意見書を上げているのですが、「国に意見書上げたんだから、国の制度が整うまで待って、それに合わせればいい。」と、不採択。趣旨は賛成であるのだから、一刻も早い実施を求める陳情者の思いも汲んで、採択していいんじゃないの。おやおや。というところです。

明日の経済教育常任委員会では、「崎津がいなタウンの土地を場外舟券売り場に売却することに反対する陳情」と、継続審査の「米子市公会堂の存続と早期改修を求める陳情」が審議されます。

今日、狭い委員会室はたくさんの、おもに女性の傍聴者でいっぱいでした。

明日も、各文化団体など、傍聴者が多いと思います。市民にしっかり顔を向けた良い審議となればいいと思います。

publichall_gaikan-s

Share Button

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です