今日米子市議会の全員協議会で、
野坂康夫市長は米子市公会堂を存続させる選択を明らかにした。
その理由は、
①その役割の代替えとなるものがなく、廃止すれば市民の文化・芸術活動が低下する恐れがあること。
②ランドマークとして中心市街地にあり、にぎわいトライアングルの一角がなくなることの影響大。
「必要最小限の改修を、有利な財源を検討し行い、コストダウンに努めたい。」
「市民にはこれまで以上に活用していただくよう方策を探したい。」と締めくくった。
質疑で財源が問われ、避難場所とするなら、国の補助が45%、
そして残り55%の財源に合併特例債を使えば、初年度の米子市一般予算の負担分は、約7千万円余りとなる、
という検討報告書の数字が改めて説明された。(このblogの19日の項を参照ください。)
私は、必要最小限の内容はなにかを聞き、具体的な返事はなかったが、
「最小限の改修で耐震工事のコストダウンということでは、いま市当局が相談しているコンサルのみに相談するのではなく、
耐震改修に全面的に協力を惜しまないと、6月ごろに公会堂存続の要望書をだされた中国地方の建築士学会などの力をかりてほしい」と、要望した。
公会堂存続を願う市民会議の方たち、傍聴に何人も来られ、ほっとした面持ちで、
私たち議員を労う言葉を残して帰られた。