今日の経済教育常任委員会で、
学校給食の申し込み制度の導入が撤回されました。
12月議会の「安全協定」問題の全協を傍聴に来られた市民が、
「何、あれどういうこと!?」と共産党議員団の控え室に駆け込んで来られたのですが、
それは「安全協定」でなく、その日地元紙に報道された「学校給食申し込み制度」のことでした。
学校給食は「食育」として義務教育の一環です。
申し込み契約で債務債権を明確にして、滞納の給食費を取り立てるための導入でしたが、
子どもへの影響、給食費を払おうにも払えない保護者などへの教育的な配慮をさておき、
徴収第一のやり方に市民は驚き怒って、教育委員会に2度の申し入れをされました。
岡村英治議員は12月議会で質問、そして経済教育常任委員会でもこの導入をやめるようにと奮闘しました。
一般の給食費をきちんと払っておられる保護者からも抗議の声があがったといいます。
「学校給食運営審議会」での論議すらなく実施に移されたこの制度は、
やはり拙速な勇み足だったということでしょう。
給食の滞納問題が学校現場や教職員の負担となっているとは聞いていますが、
(しかし98%の保護者はきちんと払っておられると今日の教育委員会の発言にもありました。)
なにより子どもや家庭にとってどうなのか、教育的観点から考えていただきたいものです。
★写真は島根県立美術館、彫刻は確かロダン。