昨年のちょうど今頃、亡くなった高峰秀子さん。
デコちゃんと呼ばれた銀幕の大スターです。
しかし私が高峰さんを知ったのは、ほとんど引退された頃。
「典子は、今」というサリドマイドの少女を描いたみずみずしい映画、
感動の涙をたくさん流した映画の監督の、
松山善三さんの奥さんで、もと大女優としてでした。
というより、その頃図書館司書だった私にとって、
高峰さんはすばらしい文章を書かれるエッセイストでした。
飾りのない、しかしウィットに富んだ的確な文章にほれ込みました。
昨年亡くなられてから、高峰さんいついて書いた本、高峰さんの著書が、
改めて、新装版となったりして、たくさん世に出ました。
それを読むのが私の楽しみのひとつです。