島根原発は操業39年経った1号機、プルサーマル計画のある2号機、建設ほぼ完成の3号機ともに休止中。
しかし所内には常に関連会社10数社の社員が働いているという。
また3号機内部も中電社員と関連会社委員が3交代で働いているそうです。
核燃料装着せず、稼働もしていない3号機ですが、
順ぐりに種々の機械の操業点検、操作の練習を繰り返しているそうです。
まだペンキやゴムのような建材の匂う建屋5階から、
新しい3号機の原子炉、格納容器、使用済み核燃料プール(まだ水張らず、未使用の核燃料が872体おいてある)などを見降ろしながら、
この3号機は絶対に動かしてはいけない、核汚染させてはならないと気持ちを新たにしました。
高さ15メートルの防潮堤や、3.11後あとづけした水密扉、リスク分散で高所数か所に分けられた機器、資材など
3.11後の応急処置、津波対策はされているものの、原発本来の核爆発の危険に目をつぶり、
「火力では一日1000万ワットを7000トンの石炭がいるが、ウラン燃料60キログラムで1000万キロワット発電出来る」と、
相変わらず原発優先の考えしかありません。
「不安全」気づいたらすぐ改善、ルール守って築こう無災害
というテロップが中央制御室の電光掲示版にずっと流れていましたが、
511か所の「点検漏れ」を1年余も知らん顔して、
その後に「点検個所が多すぎた。もっと減らして効率化する。」などという中国電力の体質、
こんなもんでは不信はぬぐえません。