中海と大橋川拡幅事業

宍道湖と中海を結ぶ川、大橋川の拡幅工事に、

米子市の早急な合意をと、国土交通省からの強い要請があります。

松江市の水害対策として計画されたこの事業は、

すでに完成に近づいている斐伊川上流と神戸川上流の二つのダムと(来年完成予定)、

神戸川の流れを分けて外海(日本海)に流す放水路(あと3,4年内の完成)、

そして大橋川の拡幅工事を合わせて3点セットと呼ばれています。

この一つ残った拡幅工事に着手したいということです。

しかし、米子市議会、境港市議会は拡幅工事に合意していません。

拡幅工事で流れ込む水の被害を受けるのは、

弓浜半島、特に渡地区が一番と水の流れをよく知る住民・漁師は言っています。

両市議会は中海干陸淡水化事業の中止の後、事業の残骸として残され、

中海を閉鎖された湖にして汚染を酷くしている、

そして弓浜半島の農作物に浸水による被害を与えている

森山、大海崎の二つの堤防を開削しなければ、治水・水質どちらも解決しないこと、

両堤防の開削をすること、開削後拡幅工事の影響のシュミレーションをして、

大丈夫という結果にならなければ、合意出来ないという決議をしています。

そして、歴代の市長松本、森田、そして現野坂米子市長も、その立場でした。

松江市にも、ダムと放水路の2点で十分、ムダな事業に莫大な税金投入をし、

水の都の水環境と景観を壊すことに強く反対する声もあります。

(tこれまでのダム二つに3千億円、放水路2千億円、拡幅工事には千5百億円掛かると言います。)

 

しかし、今年森山堤防の一部60メートルが開削されたことから、

島根県側から、国から、強い要請があるといいます。

しかし、片方の、それも60メートルでは効果はあまりない、

この影響をモニタリングして、そして効果薄しとなれば、やはり大海崎堤の開削をと、

いうのが米子市議会の主張、そして野坂市長のなで出された要望でした。

この9月議会、わたしは10日の各個質問で、

野坂米子市長の姿勢を問います。

傍聴に、お出かけ下さい。

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●写真は中海、本庄工区、両堤防で囲まれ干陸の予定の水域でした。

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