私の俳句の友であり、新俳句人連盟の先輩、
渡辺をさむ(本名・渡辺大修、正福寺前住職で樹木葬責任者)さんが第1句集を出版されました。
50歳を過ぎてから俳句を始めて10年の間の自選句。
「反戦・平和」がわが人生のテーマという、をさむさんが、
正面からテーマに取り組んだ、解りやすく大らかな句、
明るく、そして優しい句に、この表題この装丁はぴったりです。
頬をうつ木の芽の雨は非戦です
自決碑のだれも無口になる桜
メーデーの瞳に憲法の透視力
雪よ隠すなその碑津波の到達点
九条手書きの凧碧天へ雑草派(あらくさは) をさむ
★渡辺大修さんの名、秀でなく修でした。ご指摘があり謹んで訂正します。