TPP,医療と介護 暮らしはどうなるー保険医協会事務局長・小田島耕郎さんの講演

平和・民主・住みよい米子をつくる会の講演会でした。

守秘義務により交渉内容も過程も明らかにされずに進むTPP。

自民党が聖域として守ると決議した5品目も、

関税撤廃を免れないのではないか、という風向き。

小田島さんは「TPPはアメリカの多国籍企業がいかに新自由主義の枠組みを広げるか」ということ。

アメリカで15%もある無保険者は医療に罹らず我慢して年間1万8千人が死んでゆき、

民間保険をかけねば医療にはかかれない、掛けていても高額の治療で破産する、                

民間保険会社はいかにして給付を外すか、給付を抑制した医師にはボーナスが出る、などのアメリカ医療の現状、

TPP参加でアメリカは日本でも同じやり方をするために邪魔なものは排除する。

企業が企業活動の妨害だと国を訴えることが出来る、などなど。

沢山の資料をもとに話されました。

企業優先の行き着く先がアメリカの現状、それを他国とくに日本に広げようとするのがTPPです。

農業や食糧でも同じやり方なんですね。

日本という国のあり方を変えるという言われる訳です。

こんな事実、もっと皆に知らせねばならないと、強く思いました。

 

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