『日本軍「慰安婦」を考えるつどい』が今日、境港市民会館であり、参加しました。(新日本婦人の会と治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟婦人部の主催でした。)
女性として、戦争を無くしたい人間として、
「従軍慰安婦」の問題は避けて通れないと思いつつ、
これまでは傍らにおいてあった問題です。
日本政府は従軍慰安婦が国によって将兵のために組織的に作られたものであることを、
1993年の河野官房長官談話までは否認してきました。
そして国としての謝罪や補償はいまだかってされていません。
今日の講師、元参議院議員(日本共産党)の吉川春子さんは、
国会では野党3党の女性議員で「従軍慰安婦問題解決促進法」に取り組んだり、
議員を引かれた後も、この問題だけは解決までは、と17年間取り組んで来られました。
日本の女性が近年まで、貧しさから親兄弟を救うため口減らしのために身売りをした事、
南方に渡った「からゆきさん」や、アメリカへ行った「あめゆきさん」は知っていました。
しかし、従軍慰安婦とされたのは侵略した国のアジアの女性だけと思い込んでいました。
この件で質問すると、吉川さんの答えに曰く、
「2005年まで日本には親が子どもを売ることを禁じる法律はなかったんですよ。」
日本の女性差別、人権の問題の根の深さをぐっと突きつけられ、
衝撃を受けた私です。
地方でも、市議会で従軍慰安婦問題解決促進法についての決議を上げるところが
出て来ており、ぜひ取り組んで欲しいという話しでした。
吉川春子さん、数年前確か自治労連大会で、挨拶をされた時の印象が鮮明で、
知的で落ち着いた粘り強い感じの方だなあと、
機会あればもっとお話聞いてみたいと思っていました。
念願叶い、思った通りの方で、嬉しい出会いでした。
★間にくつろぎタイムをはさみ、車座で、話したり、歌ったりしました。