「福島の今のおはなしを聞く会」の二つの集い

2015_0322_112614-IMG_4544福島県双葉郡広野町(ふたばぐん・ひろのまち)の町会議員、畑中大子(はたなか・ひろこ)さんを招いて、福島の今の話しをきく集いを、昨日と今日2ヶ所でしました。

「除染って、ただ拭くだけなんです。自宅の内部の除染にと、ウエット・ティッシュ用のものとモップがひと箱配られ、拭いたあとの除染ゴミはフレコンパックに入れて仮置き場=なくて自宅の庭に置くところも=に。」

「(畑中さんお住まいの仮設住宅のある)いわき市には線量が低いからと賠償金はないから、仮設に住む広野の人は、『おまえらお金貰ってるだろ』『いつまで被災者面してるんだ、はやく広野に帰れ』と言われるので、広野の人間だと名乗らないようにようにしている。」

「隣あう町同志で賠償金額や助成の打ち切りの期限などが違ったりで、被災者同士が無数に分断されている。」

などなど、生々しい話しをして貰いました。福島の先の見えない生活の苦しさ。帰りたくレも帰れない、しかし故郷は捨てたくないという悩みの深さ。聞いても聞いてもすっきりしない話しではあります。

昨日の夜の和田の集いでは参加者から、「福島はあすのわが身」という発言もあり、とにかく原発の再稼働を止めさせる、原発はなくしていく、そこに力を合わせましょうと呼びかけました。

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「「福島の今のおはなしを聞く会」の二つの集い」への6件のフィードバック

  1. 22日14時から、祝島から清水敏保さんを迎えて、映画「シロウオ」~原発立地を断念させた町~を鑑賞、全国で34か所原発を断念させた地域があります。その内の2か所、徳島県阿南市椿町;蒲生田原発、和歌山県日高町;日高原発が今回の映画の対象になっています。上映時間約100分と少し長いですが、未だ観てなければぜひ観てください!当たり前ですが、一次産業のしっかりしたところには原発のすきいる場所はありません。

  2. 成田さま、情報ありがとうございます。映画「シロウオ」どこかで見ること出来ないか、追いかけてみます。

  3. 被災者同士でスッキリ行かないことがあるのは、どちらも大変ですからね。時間が必要ですね。まず、どちらも、原発なくすことでは一致してますから、ここから信頼していくしかないですね。

  4. DOIさん、政府の原発被害を明らかにせず、原発の存続を優先する態度が混迷のもとにありますよね。福島の悩みは深いと感じました。

  5. 石橋佳枝さん
    あなたはホントに頑張り屋さんです。さらに俳句やいろんなことに関心を持ち、同志の仲間とも常に活動する。いうことはないですね。私の湯梨浜町の小・中・高の同級生にはあなたのようなオールラウンドに活動できる人はいません。またいつか夏頃会いたいですね。
    優れた人と会うことで、自分(私)を成長させてくれる人です。人生そんなに長くはないですから、あなたのような人は貴重です。

  6. いつもながらにDoiさん、ほめるのがお上手ですね。あれもこれもしたいので、怠け心を追い立てながらやらねばならないことをし、やりたいこともしているだけですよ。この夏またいらっしゃいますか。その節にはご連絡下さい。

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