TPP列車の執着駅は関税全て撤廃ーアメリカ大企業の勝手放題

2016_0213_133936-IMG_6127「TPP どうなる?暮らしと地域」というお話を聞きました。講師は小倉正行さん。元衆議院議員中林よし子さん(本日島根から夫君隆氏と参加されました)の秘書、現在は紙智子参議院議員の秘書をつとめられ、食品の安全などについての著書も多い方です。
具体的なお話はわかりやすく、びっくりポンがいくつも。
まず「TPP列車に乗ったら、終点は全ての関税撤廃」ということ。「○○年後に関税なくす」とか言ってるけど、TPPが協定後ただちに撤廃時期の繰り上げが書きこまれていること。何一つ守れやしません。

そしてTPPに参加したら簡単にはやめられないと聞いていた、しかし日本政府が脱退しますという一文書いて送付すればいいだけのこと。ただし辞めますという政府をつくらなければなりません。

影響について日本政府は意図的に過小に評価しているが、農林水産業への影響は深刻です。

また輸入食品の検疫体制が今でも手薄であり、TPPで激増すれば検査が追いつかない、検査項目を減らすようになる。また検査が出るまで停め置けないので、その結果が、例えば輸入トマトの残留農薬が多いと出ても、もう消費(つまりは誰かが食べて)してしまっている。などなど、怖い寒い重いはなし。

アメリカ企業がいかに身勝手を示すひとつが特許の年限。医薬品の特許は、後進国のジェネリック薬品を売りたい力に押されて5年に縮めざるをえなかったが、モンサントなどの農薬会社の意向を受けて農薬は10年に伸ばし、著作権の保護はデイズニーを売りまくるためか延々70年に。(*ご意見を頂き、下線の部分を訂正しました。)

日本の皆保険制度を無くすのは医師会の抵抗が強くあるから、これからの協議と言うことだそうです。

TPP辞めたの一文書く政府を早くつくらねばなりません。

とにかく知らされないTPPを良く知ろうと会場はいっぱい。椅子を次々足すほど。県外の府中市や邑南町からの参加もあり、鳥取市議岩永やす子さんなども参加されました。

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