「児童手当差押事件」について・・・続き

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この差し押さえられた児童手当13万円は、高校生のお子さんの教材費の滞納分、

小学生のお子さんの給食費の滞納分を払うと、それぞれの学校と約束していた、

大変大事な、待たれていたお金でした。

振り込まれたその日、一刻も早く学校へ届けたいと、Tさんが引き出しにいったところ、

それはもう差し押さられていたのです。

高校生さんは、教材費滞納分を支払うため、学校の勧めで、学校の許可を得て、

アルバイトをし、バイト料を学校に払っていたのです。

バイト料の振り込まれる預金通帳・印鑑・キャッシュカードを学校側に預けろといわれ、

「私を信用してくれないのか」と泣いて抵抗したので、子どもさんが所持していましたが、

差し押さえられたあとは学校側が取り上げたそうです。

小学生の給食費の方では、学校が、給食費を払わないなら子どもに給食を食べさせない、とまで言ったそうです。

学校のこんな対応を聞き、涙がでそうになりました。

Tさん夫妻、親として、何度泣かれたことでしょうか。

この学校側の対応の背景に、教育行政の貧しさを感じます。

 

★★この裁判を闘うと決意されたTさんを支援する会がつくられます。

   問い合わせは、

 鳥取県民主商工会連合会(Tel.0857-24-5191)まで

 

北栄町の帰り、赤碕・菊港へよりました。

荒々しい日本海が迫ってきました。

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菊港を呑まんと冬浪立ち上がる    よし枝

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「「児童手当差押事件」について・・・続き」への2件のフィードバック

  1. >小学生の給食費の方では、学校が、給食費を払わないなら子どもに給食を食べさせない、とまで言ったそうです。

    学校のこんな対応を聞き、涙がでそうになりました。

    Tさん夫妻、親として、何度泣かれたことでしょうか。

    この学校側の対応の背景に、教育行政の貧しさを感じます。

    学校側も鬼ではない。学校側にそこまで言わせた親に責任がないと言えるのか。

    行政側には真摯に相談したのか。それはいつの段階か。

    ガンは早期発見、早期治療というが、滞納整理も同じ。差し押さえの段階になってようやく騒ぎ出しただけではないのか。

    一人ひとりが払う税金が社会全体を支えていることを忘れてはいけない。

  2. Tさんの自営業は不況により収入が落ち込み、警備のアルバイトなどで、月約10万円。それで病気で働けない奥さん、認知症が出て介護の要る父親、子ども5人の8人の暮らしです。食べてさえいけない状況ではないでしょうか。
     ひとりひとりの払う税金が社会全体を支えている・・・おっしゃる通りです。しかし、村上さんはどう考えておられるかは存じませんが、私は今の税制は貧しい者に過酷な不公平なものと考えています。いくら不況でも特別に働けない理由がない限りなかなか税額も減免にもなりません。
     そして、事情がどうであっても、「給食を食べさせない」と教育者の口からでた言葉が悲しいとおもわれませんか。鬼ではない、子どもを教え育む立場の先生が、そんなことを言わねばならないのが。

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