誰にでもわかる!南北自由通路

2017_0326_134051-IMG_82272017_0326_133520-IMG_82242017_0326_133642-IMG_822626日の日曜日の午後は、「誰にでもわかる!米子駅南北自由通路」のシンポジウム。13人の市民と3団体が呼び掛けです。

とにかく基礎的なことから知ろうと、最初に米子市の出している資料による事業シートの説明を福島浩彦、元我孫子市長・中央大学教授がされたのち、4人のパネラーが意見発表。

遠藤通さんは市議として「南北一体化」事業の経過をのべられました。そして松江や鳥取、倉吉のような橋上駅でないのは米子だけで淋しいという市民感情に乗っかっただけではないのか、全体構想が見えないと。

片木克男米子高専名誉教授は「都市計画審議会」の委員の立場から、1970年の計画当初と今の米子の状況の違い(中心市街地、駅前のさびれ、南側の開発もなく)自由通路だけで活性化ははかれるか。半橋上駅になることで、2階に上がって改札通ってからまた降りるなどのデメリット。駅ビルの構造(切符を買ってから土産を買おうとすると1階にまた降りるなど)への建築家としての疑問などを述べられました。
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建築家の来間直樹さんは各地の橋上駅の建設例。とくに米子と橋上駅の構造や街の様子の似た北海道・岩見沢の話し。私は賛成の立場ですが、コンポ―ザル(と耳に残っているんですが。コンペまたはプロポーザルと言われたかもしれません。)で設計、市民参加で進めるべきと。6m幅の通路まで同じというが、総工費は29億円。米子の60億円にはJRへの補償金30億円が入っています。
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最後にコ―ディネ―タ―も務められた福島浩彦さんが、この計画のメリットは、南側の市民の駅へのアクセスが4分短縮することのみ。公共交通中心の街づくりの構想なく、駅の自由通路だけでは活性化しないと。これでは市民ファーストではなくJRファーストだと。(ここで、私は内心拍手。)

4人が4人とも言われたのは、専門家と市民の論議による合意形成、市民参加での町づくり駅づくりが必要とのことでした。
4月に新米子市長が誕生ののち、出来れば市長も参加で、もっと論議を深めたい、と最後に締めくくられました。

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