半月以上寄っていなかった本屋に立ち寄り、

定期購読の雑誌を受け取り、一回り。

井上ひさしの遺作「一週間」を買いました。

シベリア抑留、大脱走、スパイM、レーニン・・・どんな話になってるのかな。

「周到なデータと不逞なほどの構想」

「劇場で何度も味合わされたドンデン返しの最大のもの」

「井上文学の集大成」と、

大江健三郎氏が評しています。

１ｃｍ７ｍｍくらいあるんですけど、読み始めます。

「つなみてんでんこ　はしれ、上へ！」が届きました。　　　　　　　　　　　　　　　

思った以上に、力強い本です。

つなみてんでんこ、というと、人にかまわず自分の命だけ守るのか、

という感じがありますが、そうではなく、

「じぶんのいのちは、じぶんでまもれ！」と声を掛け合い、

小学生の手をひき、保育園児をおぶい、

率先して逃げていった中学生たちの姿が描かれています。

お年寄りがそれに尻をおされ、ひっぱられて逃げた話もあります。

絵本のちからを堪能しています。

最後のおじいさんの言葉、

「なんも海がわるいんでねえ。しぜんはこういうもんなんだ。

いままで生きさせてもらって、ありがてえ海なんだ。」

●amazonって速いですね。コンビニで入金した2日後には届きます。

11日夜は米子市内の「ワンメイク」というライヴハウスで、　　　　　　　　　　

森下滋（もりした・しげる）トリオ（ピアノ、ベース、ドラムス）の

ジャズ・ライヴがあり楽しみました。

森下さんは米子出身の38歳のジャズ・ピアニストです。

世界を相手に演奏活動をされていること、

昨今人気爆発の由紀さおりのバックの演奏などもされるということですが、

そんな米子出身のミュージッシャンがいるなんて全く知りませんでした。

ジャズはもとから大好きな私です。（でも音楽業界にはうといのです。)

目の前2メートルの距離でピアノを弾いて貰うという、

贅沢な時間を堪能しました。