石橋 よしえ のすべての投稿

「母と暮らせば」ー観てきました

2015_1214_212614-IMG_5975山田洋次監督の「母と暮らせば」を観に、夜の映画館に走って観てきました。

井上ひさしさんが書きたかった長崎の原爆の「母と暮らせば」、井上さんの娘さん麻矢さんの依頼に応えて、山田監督は「生涯に一番大事な作品をつくろう」と、この映画に取り組まれました。

父親の幽霊と語ることで、一人生き残った後ろめたさを振りきって前向きに歩きだす娘を描いた「父と暮らせば」。「母と暮らせば」は息子を失った母が、その息子の婚約者を新しい人生へと押し出していく話しです。井上作品とは違う味わいだけど、やっぱり泣きました。ハンカチ手に持っててよかった。

そして長崎の急な坂道の家、坂の上の上、山のてっぺんにある墓地、ケロイドのマリアの首のある大浦天主堂、平和記念像、かわいらしい長崎弁―など好きな長崎と、吉永さん演ずる母の着物姿(こんな風に普通に着物を着たいんだよね。)など、味わいました。

加藤健一さんのヘンな「上海のおじさん」は寅さんそのもの、いや生活力は寅さんよりずっとあるようですが。このおじさんの存在感が、強く印象に残りました。

モノクロで語る定好冬日影ー塩谷定好写真記念館

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モノクロで語る定好冬日影

冬濤や回船問屋の沖見窓    よし枝

以前から訪れたいと思っていた赤碕・塩谷定好(しおたに・ていこう)写真記念館に5日の土曜日に行きました。(*しおや、と勝手に呼んでおりましたが、しおたに、だそうです。訂正します。)

土曜の午後に北栄町での会議があり、移動途中で寄りました。

塩谷定好は、赤碕生まれで赤碕に暮らし、赤碕で亡くなった明治の写真家です。代々回船問屋であった生家が記念館になっています。

モノクロームのその写真には明治とはおもえぬ新しさを感じました。

併設のカフェで、金・土・日曜は、ランチがあります。綺麗で美味しくてリーズナブルなランチに出会えてラッキーでした。

★写真は記念館の定好愛用の品のある部屋、下は赤碕・菊港の冬の日本海。

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学んで行動する新婦人は元気ですー新婦人鳥取県本部大会

2015_1206_130840-IMG_5938世の中酷いことがまかり通される中で、戦争法廃案もTPPからの撤退も、原発廃炉も、産廃処分場建設中止も、諦めず行動する新婦人です。

戦争法が押しとおされ、廃案に追い込むために、署名やスタンディングなどさらに広く取り組もうとする今年の新婦人県本部大会。いつにもまして元気な会だったと感じました。2015_1206_143724-IMG_5939

「親子リズムで新婦人を知り、新婦人しんぶんを開いて戦争法やTPPの話しまで出てくると、なんでリズムでそんなこと話さなきゃいけんの、と思っていた。しかし子どもだけでなく私も成長しました。『いまさら聞けない政治の話し』をもっと聞きたい、学びたい。」この若い代議員の話しに感激の拍手がわきました。その他3名も若いママの発言があり、どれも素敵で感激。

2015_1206_143804-IMG_59412015_1206_144459-IMG_59482015_1206_143738-IMG_5940私は島根原発や3号機訴訟の話しをさせて貰いました。今年、来年は島根原発再稼働を止めさせることがが焦眉の課題となります。

遠藤ひでかず(英和)参院予定候補を囲んで賑やかなつどい

2015_1204_144621-IMG_5914日本共産党の遠藤ひでかず参院小選挙区(鳥取・島根合区)予定候補をむかえた集いが米子市で開かれました。

新婦人内の後援会が主催のつどいです。男性は候補者と福住西部地区委員長ともうひとり。ご想像のとおりの賑やかさ。

「写真の方がイイ男って言われるんですけど」と遠藤候補が言えば、「いや大差ないよ。」「いんや、実物がいい!」と即相の手が参加者から入り大笑い、と言うような調子で、遠藤候補の明るく親しみやすい人柄と話しぶりを反映して終始和やかな会になりました。

介護施設のケアマネ8年という遠藤さんに、「戦争法やめさせる連合政府、もちろん進めるために頑張るけど、年金の少なさ、介護保険料の高さ、なんとかしてほしい」という切実な声も次々。

和やかな中にも頑張ろうと気合の入った会になりました。

★写真、上下は、サプライズで渡された「喉と声を守って」とのネックウォーマーをすぐ着用の遠藤候補とプレゼンタ―の後援会員のこれまた同じ名の遠藤さん。

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新俳句人連盟鳥取支部の第8回総会・句会

11月29日、新俳句人連盟鳥取支部の第8回総会を行いました。仕事や2015_1130_220807-IMG_5911活動で多忙なメンバーは、なかなか揃いませんが、それでも10人が参加。

先ず山上英明会長の挨拶。戦争法をめぐる情勢、俳人金子兜太の書「アベ政治を許さない」を掲げる運動などについて、今年も元気で句作に励みましょうなどなど。そして各自の近況を交えた自己紹介をしました。

この7年の間に前会長・野田賢太郎さんが亡くなられ、その夫人美智恵さんが会員となられたり、また田村忠剛さんが亡くなられて、その娘さんの池場さんが会員となられたり、支部発足の前から夫さんの闘病・介護をされてきて、その痛切な思いを句に詠われてきた幾代さんの夫さんが、とうとう今年逝ってしまわれたり、いろんな変遷がありました。また会員も少しずつ増え今年は新しい仲間を2人迎えることが出来ました。

そして戦争法を廃案にする統一署名に、支部名の入った署名用紙で取り組むこととしました。

日頃は紙上句会で直接のやり取りが出来ませんが、一同に会しての句会は楽しい。最高点句の「お菜三品のしたり顔」はきっとベテラン主婦のあの人かこの人と思えば、最年少の智子ちゃんだったりするんですから。

来年はアンネの薔薇のいい時分に、をさむさんのお寺、樹木葬の正福寺で、句会を開くように努力しましょうということになりました。

★☆総会句会の出句から★

秋燕幼をぎゅっとデモのママ       英明

封印すれば夜更けにあふれ出す水音    幾代

引き抜かれても抜かれても座る冬辺野古   よし枝

ゴンドラに乗り秋色の別世界       美智恵

せせらぎに癒され秋の散歩道       紀子

冬が来る前に大山(やま)を見にゆくナナカマド  ちえ子

月光の真白き障子柿すだれ        千枝子

休耕田主はセイタカアワダチソウ     恵子

大根でお菜三品のしたり顔        智子

団栗を踏んで行く行く兜太文字      計男

暴力で辺野古奪うな栗爆る        美河

冬薔薇の手向けに添える三色旗      をさむ

早や日暮れ原発いらぬ金曜日       太一

尖る風色増す軒のつるし柿        香葉

★記念写真はとりましたが、私のデジカメにはなし。着て行った黒地の羽織と連れてった鞄とそれにつけた「アベ政治を許さない」=国賠の交流会で買ってきた、「毎日ひとりでもデモ」用。

350人が参加ー産廃処分場建設に反対の「水を守る住民会議」

2015_1122_134149-IMG_5896淀江町のさなめホールで開かれた「水を守る住民会議」。若い人たちの働きで産廃処分場に付いて判りやすくまとめたスライド、若い人たちが素直な疑問を産廃反対で頑張って来たメンバーにぶつける質問形式の第2部もよく、やや説明が足りない部分もありながらもいい会になっていたではないでしょうか。

この質問者の若者たち、淀江生まれ淀江育ちで、この土地の水の美味しさ、他所にいって初めて判ったという土地っ子に、他の県に生まれ育って、この大山麓の自然・環境のよさに移り住んだ方が混じっています。今鳥取県西部はこんな若者が結構たくさんおられます。

「産廃処分場に税金を使うのでなく、リサイクルに努めている県内企業に助成を」、「人口少なく自然豊かな鳥取県こそ、ゴミゼロを目指して環境を守る一番の県になってほしい」、こんな発言に会場から何度も拍手が湧きました。

閉会後JR淀江駅前まで、楽器を弾く人歌う人など若い人を先頭にアッピールの行進をしました。大きく色鮮やかな大漁旗が拡げられ、嬉しくて寄っていったので、私も先頭集団に。2015_1122_135633-IMG_59002015_1122_141419-IMG_5902

 

「よくわかった。温かい人柄がつたわった。」と後援会員さん―「市田忠義さんの集い」

2015_1114_173549-IMG_5864市田忠義日本共産党副委員長のつどい。雨の夕方でしたが次々と参集の方々で席が埋まりました。国民連合政府と戦争法、TPP、原発・・・と語ってから「このアベ政権を打倒し戦争法をなくそう時、戦争か平和かの岐路に、どうか共産党にお入り頂いて、応援は嬉しいですが傍観者でなく、一緒に綱引きの綱をひいて下さい。」という訴えに、お誘いした後援会の方、2,3度大きく頷かれるのを見ました。

米子で、市田忠義さんが、今の国会、戦争法のこと、共産党について語ります。

市田つどい明日の夕方5時30分から、皆生温泉の観光センター(バス終点)の2階ホールで、今の国会、戦争法、「国民連合政府」のこと、そして日本共産党はホントはどんな党なのか、語ります。

戦争法、アベ政権早くやめさせたい!でも共産党ってホントのところはどんなことしようとしてるかわからん、「、国民連合政府」って実現するの?

そんなあなたの思いにきっと応えてくれます。話しを是非聴いて下さい。

戦争法なくしたいこの時だからこそ「治安維持法と犠牲者」を学ぼう、語ろうー国賠全国女性交流集会

2015_1108_150822-IMG_5822伊豆・伊東市は大変暑く、ちょうど立冬でしたが、季節が後戻りをした感がありました。駅前に大きな椰子の木が揺れているのが南国風でもありました。

治安維持法犠牲者国家賠償請求同盟の女性部全国交流集会です。115名、北海道から沖縄までの各県各支部から参加者が賑やかに交流しました。

基調講演は国際政治学者の畑田重夫さん、戦争法と国民の運動、アメリカの文献などから引いて、アメリの産軍共同体体制、日本が戦後いかにアメリカ言うなりできたのか、などを語られました。会場から、「国民連合政府をつくろうという野党の動きに妨害はないのか」という質問に、「この闘いは階級闘争です。妨害は考えられる。」と。92歳になられたとのこと、全過程を通して参加され、お元気な姿に励まされした。

102歳と97歳の2人の犠牲者の方が証言され、身体はご不自由ながら、前向きで希望をもった生き方を示され感激しました。

分散会では、支部があり女性部があって日常活動をしているところでは、会員も増え、毎年の国会請願署名も増えるということが各地の経験として話されました。国会請願署名の意義や、治安維持法について学習することが前進の鍵。治安維持法も戦前から戦後への歴史も知らない世代に、同盟の運動で語り拡げ、若い世代への継承を図ることも切実な課題として語られました。

★写真は上が畑田先生、下は閉会後訪れた東海館という文化施設=田山花袋、川端康成など文人多数にゆかりある、昭和3年開業のもと旅館。三浦安じんや東郷平八郎など伊東市ゆかりの人物の展示室もある。折から伊東市在住の彫刻家の作品展もあり、それも素敵でした。2015_1109_132953-IMG_58442015_1109_141024-IMG_5857

 

11.6鳥取西部 怒りの大決起集会

2015_1106_183146-IMG_5781米子駅横だんだん広場に、夕暮れ6時半、たくさんの市民が詰めかけました。連合系の組合旗のたくさん並んだなかに、共産党の「若者を戦場に送らない」、「戦争をする国にさせない」のブルーの旗、赤い旗がまじりました。

メインスピーカーの小林節慶応大名誉教授は「賢い共産党が連合政権のいい提案をした。頑固で嫌なやつだった共産党が・・・」

「これに対し名前は誰と言わないが、いろんなことを言ってる。」「一番酷いこといってるのは自民党、政策が違うもん同士の野合だと」

「自民党と公明党だってそうじゃないか。公明党は『違う政党だから政策違って当たり前』といってる。」「彼らは権力を握るための野合」「こっちは憲法をなきものとする異常事態を止めさせるための、政策以前の国会を取り戻すための野合。」2015_1106_184256-IMG_5789

「違憲の裁判は最高の弁護団を用意してる。しかし4年かかって最高裁まで行くと負ける。」「それより3年ほどの間の参院選、総選挙で共闘して勝って、アベを退陣させる方が速い。」「参院選で再びねじれ国会にし、総選挙の選挙区で勝ってアベを退場させる。」

と歯切れのいいスピーチ、連合政権の後押しでした。

市民の声として、子どもたちとお母さんが登壇して発言。集会アピールを採択し、団結ガンバロ-で締めました。2015_1106_190703-IMG_5791