「はせべあつし福島県議を囲む集いー福島のいまとこれからを語る」が、
境港商工会議所ホールで開かれました。
福島の震災原発事故の今、知らなかった現実を聞きました。
●ひとつが、避難者の数
長谷部県議の街いわき市では、市北部の原発から30㎞圏内の人などが、同じいわき市南部に避難。
(人口33万人のいわき市の47.7%やく15万7,000人が市外へ避難、7.7%やく2万5,500人は市内の避難、
この市内避難者は一般的に言われている避難者数14万数千人には入っていない、
だから避難者数も実態はもっと多い。そして市内避難者には何の補償もない。)
●「震災関連死」や自殺のこと
関連死はどんどん増え続け今1,581人、「直接死」の1,599人を上回りそうになっている。
また自殺も増えている。関連死、自殺ともに福島が過半数
●学校を奪われた子ども
高校、中学、小学校ともに生徒数が激減。友達、先生、家族から引き離されている。
●復興公営住宅は3,700戸整備目標で、現在500戸の建設中。
帰還困難地域の避難者だけで6,244戸あり、6万1千人を超える避難解除か避難指示のない地域からの避難者がある。
その他に、心疾患、脳血管疾患の増加傾向など、健康被害のことなどなど。
また賠償の問題などで分断され、県民の中に対立が持ち込まれているやりきれない現実も語られました。
全く明日のみえない福島の現状でした。
政府が原発事故を正面から捉えていないこと、
原発を存続させたいがために事故の規模・実態を把握しようとしていないことを、
原発ゼロの決断がなければ、福島の皆さんの困難の解決にならないことを強く感じました。
この集いでは、来年2月の境港市議選を闘う、
新人安田とも子、4期目挑戦の定岡としゆきの両予定候補が決意表明をされました。
また参加された方が、ひとり入党を決意されたそうです。
★写真は、上が長谷部淳福島県議、下が定岡、安田両氏です。