石橋 よしえ のすべての投稿
3日は「アベ政治を許さない」スタンディング
共闘に第一歩―福島浩彦氏と日本共産党の鳥取・島根県委員長の会談
福島浩彦さんと本音で「語り合う会」
参議院選挙に鳥取島根合区から、民主党推薦,無所属で出馬を表明している、福島浩彦さん(米子出身、元我孫子市長・元消費者庁長官)と本音で「語り合う会」が開かれました。憲法守り生かす鳥取県西部地区共同センターの主催です。
2月19日5野党合意の4項目に合意できると最初に述べられながら、しかし戦争法廃止とは言われない福島さんに、戦争法は廃止なのか、集団的自衛権とかけつけ警護の部分の一部修正なのか、を明らかにしたい思いの質問が先ず集中しました。
「民主党と維新の党が、5野党合意しながら同時に安保法制の改正法案を出すと言う。その中身も検討する必要がある。だから集団的自衛権とかけつけ警護には反対と具体的にいっている。中央の5野党合意よりもこっちが先に進んでいるのだからいいじゃありませんか」。
また「はやく野党共闘を実現してほしい」という願いに「私は最初から市民と政党の共闘の候補を目指すと言っています。また戦争廃止というと最初から引いてしまうような人ともどんどん話し合いたい。」と答えられました。
50人を越える人がつめかけ、聞きたかったことを聞いた、いい会になりました。
新婦人俳句小組<GO!しちご>2月句会ひらきました
産廃処分場反対(県へ)と就学援助(米子市へ)の要望
今日の午前中は西部総事務所で、大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会のひとりとして、産廃処分場建設反対署名の追加分3500筆と、先に行った産廃処分場反対の住民会議の参加者の「県知事への一言」を渡すための会に参加しました。署名はこれで21000筆になったということです。
忙しい知事に日程を合わせるからといくら言っても、全く住民団体に会おうとしない平井知事の不誠実な態度に会のメンバーは不信感を越え怒りを募らせています。この署名と一言を渡すのも、西部総合事務所に届けておけと、住民の声を聞こうともしない態度にあきれていましたが、統轄監が20分だけ会う時間をつくられました。
住民の会からは、計画を進めようとしている環境プラントという民間会社と環境管理事業センターのずさんな調査・計画、それをよしとして住民の不安や疑問にまともに答えようともせず、税金を何千万も投入し計画を進めようとする 県に対しての不信、怒りの声が次々あがりました。
特に、この予定地が西部広域行政管理組合の一般廃棄物の第3期処分場として地権者と環境プラント、西部広域の間で協定が結ばれながら、変更の手続きもないままに産廃処分場予定地となっていることへの県の見解を求める声が強く、統轄監も「不適切」と答えざるをえませんでした。
統轄監が30分余りいて帰られたあとも、残った県担当者に対し厳しい声が続きました。
幼児を連れて参加の若い夫婦も、米子の自然と安全な水がよくて帰って来たのに、この環境と水を守ってほしいと訴えられました。(若い頃私も子どもをおぶって会議に参加したことを思い出しました。)
午後は就学援助の要望で米子市役所へ。生活と健康を守る会、民主商工会、新婦人の3団体が一緒の要望です。
米子市は今年度から制度の適用範囲を生活保護の1.2から1.3へと戻し、学用品費などが近隣市町村の半分の額だったものを他市町村へと近づけました。しかし同時に給食費の9割補助を7割へと引き下げ、年間トータルすれば負担が増える、毎月の引き落としが大きいとの声が続々。
また支給の時期が新入学用品費が7月、学用品費は1学年の終わりの年度末であるため、やり繰り大変と聞きます。この支給時期を新入学用品費はせめて4月(3月にでる自治体も多い)、学用品費などは各学期末にしてほしい、と何年も要望しています。
事務的な理由ということですが、改善して困ってる家庭を助けてほしい、と強く求めました。
TPP列車の執着駅は関税全て撤廃ーアメリカ大企業の勝手放題
「TPP どうなる?暮らしと地域」というお話を聞きました。講師は小倉正行さん。元衆議院議員中林よし子さん(本日島根から夫君隆氏と参加されました)の秘書、現在は紙智子参議院議員の秘書をつとめられ、食品の安全などについての著書も多い方です。
具体的なお話はわかりやすく、びっくりポンがいくつも。
まず「TPP列車に乗ったら、終点は全ての関税撤廃」ということ。「○○年後に関税なくす」とか言ってるけど、TPPが協定後ただちに撤廃時期の繰り上げが書きこまれていること。何一つ守れやしません。
そしてTPPに参加したら簡単にはやめられないと聞いていた、しかし日本政府が脱退しますという一文書いて送付すればいいだけのこと。ただし辞めますという政府をつくらなければなりません。
影響について日本政府は意図的に過小に評価しているが、農林水産業への影響は深刻です。
また輸入食品の検疫体制が今でも手薄であり、TPPで激増すれば検査が追いつかない、検査項目を減らすようになる。また検査が出るまで停め置けないので、その結果が、例えば輸入トマトの残留農薬が多いと出ても、もう消費(つまりは誰かが食べて)してしまっている。などな…ど、怖い寒い重いはなし。
アメリカ企業がいかに身勝手を示すひとつが特許の年限。医薬品の特許は、後進国のジェネリック薬品を売りたい力に押されて5年に縮めざるをえなかったが、モンサントなどの農薬会社の意向を受けて農薬は10年に伸ばし、著作権の保護はデイズニーを売りまくるためか延々70年に。(*ご意見を頂き、下線の部分を訂正しました。)
日本の皆保険制度を無くすのは医師会の抵抗が強くあるから、これからの協議と言うことだそうです。
TPP辞めたの一文書く政府を早くつくらねばなりません。
とにかく知らされないTPPを良く知ろうと会場はいっぱい。椅子を次々足すほど。県外の府中市や邑南町からの参加もあり、鳥取市議岩永やす子さんなども参加されました。
また距離が延びた島根原発の活断層について学習ー立石雅昭・新潟大学名誉教授の講義
松江テルサでの学習会「活断層の新知見を読み解く」に参加してきました。
島根原発の再稼働をストップさせたい、日本共産党島根県議団・松江市議団主催の学習会です。
講師の立石雅昭・新潟大学名誉教授は地質学が専門で、福島原発の事故を防げなかったことにショック受け、3.11直後に退官されてから各地の原発を調査して回っておられます。今回も講演前に島根原発に調査に入り、中国電力に鋭い質問をされたそうです。
地質学の専門的なところは解らない私にも理解出来るお話でした。
地震の震源域である深部構造の調査しなければ、表層に活断層がないからといって、地震が起らないとは言えないこと。また島根半島の形状から見ても、重力の違いー島根半島は高重力であり、境水道以南、宍道湖と中海、その間の地域は低重力であること見ても、断層があると考えるが自然であることなど、宍道断層25キロメートルであるなどとは断定しがたいこと。一直線上にある鳥取沖西部・東部断層や大田沖断層なども連動しないとはいえないことなど、よく解りました。…
この度の中国電力の「宍道断層は25キロあった」という発表は
文献にある「女島まで活断層がある」ということを否定ことが出来なかったからで、3k位の延びによる基準値振動の増加は2,30ガル程度であるから、島根原発2号機の基準値振動の設定の許容範囲であるからだろういうことでした。
中国電力の、真摯に危険性を追及しようとしない、いい加減な調査と、それをよしとする規制委員会は許せないと、またまた再確認でした。
「安倍政権の政治認識」井上寛司・島根大学、大阪工業大学名誉教授の講演―建国記念の日に考える集い
今日は2.11.鳥取県西部革新懇主催の建国記念の日に考える集いに参加。
井上寛司・島根大学、大阪工業大学名誉教授の講演「安倍政権の歴史認識」を聞きました。
アベ政権の異なる二つの顔(=二つのレール)①アメリカ主導のグローバル競争国家に向かう道、②右翼的・復古敵国家主義のレール、全く違う二つに戦争法という橋をかけてつないだ、というそのお話は解り易かった。
そして年表を使った説明で、第1次安倍内閣のときの教育基本法の改悪など、右翼的国家主義を目指す動きの中心が安倍であったことなど語られた。
そして安倍が強引に暴走すればするほど、国民の安倍離れは進むと。
戦争法という橋をかけ、2本のレールを繋いだこと、「憲法レジームからの脱却」と立憲主義を覆したことが、安倍の本質を解り易くしたように思う。「誰の子どもも殺させない」とママたちが立ち上がったように。
同じ会場で同時刻に、「建国記念の日」を祝う方の集会も開かれており、米子選出の自民党の若手県議の姿が見えた。
★デジカメ故障で望遠が利きません。井上先生、小さな写真で悪しからず。また今日は大山が格別美しかったのに、小さく小さくしか撮れなかった。残念。