石橋 よしえ のすべての投稿

初雪と風除林

とうとう初雪が舞いました。

   初雪や伐採すすむ風除林    よし枝

淀江の佐陀の松林が、砂利採取の業者により伐採される計画がある、ということで、

防風林がなくなり農業や住環境に、塩害や砂の被害が出ることを、地元住民が心配していると、

地元紙が昨日報道していた。

松本松子議員が今日の行政改革特別委員会で、この件に関して米子市の対応を聞いた。

農林課以外には、まだ広がっていない話しであるらしい。

皆生や、淀江、そして弓ヶ浜半島の防風林がつぎつぎ失われていき、

白砂青松の風景が損なわれていく。

こんな風景こそ山陰らしさ、日本海沿いの特徴ある美しさであるのに。

やたらな開発を許さないことが大事ではないだろうか。

 

話し変わって、明日の経済教育常任委員会(午後1時から)で、

継続審査中の、米子市公会堂の存続を求める陳情が審議されます。

どうぞ、たくさんの傍聴を。2009_1115_133739-CA390010

子どもが遊べる中海へ

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中海問題等調査特別委員会が開かれ、

①国交省の浅場造成の事業、②中海のアオコ、③浚渫窪地のシンポジウムの報告がありました。

米子市は、中海の治水・水質どちらにとっても、森山・大海崎二つの堤防の開削が必要だと言い続けていますが、

それと同時に浚渫窪地の埋め戻しと、むかしはいっぱいあった浅場の回復がいるというのも、

中海の運動に関わってきた人たちの言い続けているところです。

(むろん家庭や工場からの排水の流入の対策や下水道の整備は必要です。しかし、中海は人工的な条件、干陸淡水化事業の影響が大きい。)

今、国土交通省は浅場造成に力を入れていて、まず真っ先が私の地元大崎の岸です。

すでにH17年から始めています。しかし、

国交省のしているように高い堤防の向こうに浅場ではなく、

堤防も崩し干拓地として造成した部分も削って、昔通りの地形に返し

自然の遠浅の浜が復元したい。

そこで大人も子どもも遊び、潮干狩りができるようになったら!

浅場は今でも中海にたくさん湧く、サルボウ(赤貝)やアサリなどの貝や魚を育てます。

今、川もコンクリートの護岸堤防で固めるのではなく、治水にも生態系にも、

自然に戻すのがよしと考えられるようになっています。

干陸淡水化という公共事業を初めてストップさせた鳥取県西部の住民の底力で、

あきらめず実現させたい。

雪の大山

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ご無沙汰しました。質問の前後、余裕がなくて、

質問が終わったら、疲れてしまって、ちょっと休息。

今日は久しぶりの休みらしい休みとなって、折からの晴天に洗濯ほしたり、

ゆっくりさせてもらいました。

午後、3つほどの用を足しに、先ず市役所に。

議会の窓から、一段と美しく装った大山をパチリ。

 

大橋川拡幅、公会堂耐震診断、ボートピアと、次々起る出来ごとの追われ、あっという間の一年。

また雪の大山の季節となりました。

手遅れ死

センセーショナルなタイトルで、ごめんなさい。                              2010_0113_114645-CA390095  

でも今、不安定な雇用や失業、事業不振による収入激減などにより、

保険が切れたままの無保険や、国民健康保険の滞納による資格証、

保険料納入まで短期保険証が世帯に渡されない保険証の「留め置き」など、

手元に保険証がないことによる受診抑制が進んでいます。

08年NHKが放送した特集番組「セーフティネットクライシス」で、

約1000の救急病院のアンケート回答によると、

保険証がないことによる「手遅れ死」とはっきり認められるものが、

06、07年の2年間で475名あった、という驚きの報道がありました。

そして米子でも、昨年10月手遅れにより56歳の男性がなくなりました。

苦しくても、保険料を払って短期証を貰ってから行く、と言っていたその人。

死までも覚悟していたような言動があったそうです。

23年前に無保険でひとりの女性が亡くなっています。その後も手遅れ死をなくすことが出来ず四半世紀、

21世紀の憲法25条がある日本で、こんなことが続いてはならないと、

寒さが身に沁みる昨日の夕方でした。

8日、市議会一般質問の3日目の4番目、私はこの「手遅れ死」と資格証を問います。

「アラベスク」

今日も一般質問の準備で、人に会ったり資料読んだり、その合間に歯科受診したり、

また、前の職場退職後の任意継続の健康保険が切れ、

国民健康保険に加入するための手続きをしたり、忙しい一日でした。

質問の内容はまたお知らせしますが、ここで閑話休題。

 

今日歯科の時間待ちに読んだ古い雑誌で、                                   アラベスク

むかし繰り返し読んだ山岸涼子の「アラべスク」(少女漫画です)が、

復刻版で発売されたことを知った。

漫画もピンキリで粗悪なものも多いが、読んでも読んでも飽きない、とっておきもある。

山岸涼子は萩尾望都や竹宮恵子らと少女漫画の黄金期を築いた漫画家。

「アラベスク」は少女ノンナのバレエを通しての成長を描いたもので、

わが家ではノンナやそのバレエの師で恋人になるユーリの名が、

まるで友人たちの名のように飛び交った時期がある。

悩み、くじけながらも、また進んで成長するノンナの姿に、彼女をとりまく人々の生き方に、

共感するものがあった。

という訳で、年末年始のお楽しみがひとつ増えた。こたつで読もう。

12月議会、開会

今日から12月議会が始まりました。(日程は11月30日のところをご覧ください。)    2008_1216_091249-おおよろぎさん・あがりこのブナ

冒頭、会派蒼生会の渡辺譲爾議員が、11月5日ご逝去の吉岡知己議員の追悼演説を行いました。

吉岡さんは同じ葭津の出身で、10月いっぱい同じ議会で活動した現職議員です。さまざまな場面を思いだしました。

決算委員会の報告に、松本松子議員ひとりのみが討論(一般会計決算に反対。)

国民健康保険、後期高齢者医療制度など、市民に負担高く滞納が増え、資格証・短期証を発行し、

市民の健康・いのちを守る自治体の役割が果たせていないことなどが、主な反対理由です。

日本共産党米子市議団の3人のみが2009年度一般会計の決算に反対、2009年度決算は賛成多数で可決されました。

終了後、全協で「鳥インフルエンザ対策」が報告されました。

野鳥からの感染が懸念されるだけに、もし子どもが死亡鳥に触れたりしたら、と心配しましたが、

学校では速やかに対策をとられたということで、

帰ってきた子どもたちからも口ぐちに聞きました。

判定された「H5型」は、極まれに人に対する感染もあるということで、

今検査をしているところの結果が陰性であることを願います。

潜伏やく1週間ということで、今現在陰性でも10日後に再度鶏舎の鶏、愛玩鳥の検査が行われます。

2011年度の予算要望

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今日、私たち日本共産党米子市議会議員団は、

2011年度予算編成についての要望をだしました。

この地域経済の落ち込みの厳しい中、地元業者の仕事と雇用を増やす経済政策、

地場産業の振興策、そして何より切実なのは、

暮らしにくい市民の生活を支え守る福祉の充実であると、

最初に前置きしながら、中学校給食や、住宅リフォーム助成、そして公共交通の確立、

国保、介護保険などなど57項目に渉り、要望をだしました。

1月のうちには回答がある模様です。

この閉塞感の拭いきれない状況の中、久々に市民の喜びの声の上がった、

米子市公会堂の存続のように、

市民の切実な声に応えてもらい、と切に願います。

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12月議会が始まります

いよいよ12月議会が迫りました。                                   2009_1115_153642-CA390022

会期は12月2日(木)から12月24日(金)までです。

今日が一般質問の発言通告の締め切りで、

米子市議会議員29名中、議長を除く28名のうち、22名が通告をだしました。

私は16番目、3日目12月8日(水)の午後一番、松本松子議員が17番目でやはり3日目8日の午後、

岡村英治議員は12番目で、2日目7日(火)の最後(午後)です。

私の質問項目は次のとおりです。ぜひ、傍聴におでかけ下さい。

1.誰もが安心できる介護保険への転換を求めて

①「保険あって介護なし」といわれる介護保険の現状 ②2011年度の大改訂の方向とその問題点

2.いのちを保障する国民健康保険にするために

①広がる無保険と受診抑制 ②米子市の2011年度の国保料見直しと徴収強化について

3.米子市公会堂の耐震改修を市民参加で。

①公会堂の耐震改修の内容について ②建築専門家と市民の参加で、利活用向上させる耐震改修を。

4.ボートピア進出による市民への影響について

米子市議会 2010年12月議会 日程 PDF77KB

子どもの人権研究会米子大会

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子どもの人権研究会という大会があると、

「子どもの人権広場」から案内を頂き、参加しました。

長年国連の子どもの権利委員会の報告審査を傍聴し続け、

子どもの権利条約の運動で有名な平野裕二(ひらの・ゆうじ)さんの講演、

「問われる日本の法制度・社会制度ー子どもの権利委員会第3報告から」に始まり、

県内の母子福祉施設長、大塩孝江(おおしお・たかえ)さんの現場からの報告、

「社会的養護の充実により子どもの虐待防止を」が続き、

県外から弁護士の中川明(なかがわ・あきら)さん、同じく弁護士の定者吉人(じょうしゃ・よしと)さんという

子どもの権利条約に深く関わられている方たちと、

県議の浜田妙子(はまだ・たえこ)さん、県議の市谷知子(いちたに・ともこ)さんが、

平野さん、大塩さんに加わった、パネルディスカッションがありました。

司会の鳥取県弁護士会の安田、駒井両氏の設問に応え、

なぜ子どもの権利条約なのかが深められました。

中川弁護士の「子どもは未来からの贈り物、私たちよりももっと進んだ世界をつくる」、

定者弁護士の少年犯罪の弁護経験の話しと「子どもへの畏敬」という言葉、

平野さんの「私たち抜きで私たちについて語るな、私たち抜きで私たちについて決めるな、というのは、

障がい者の運動で言われてることだが、子どももまさにそう。

参政権のない子どもの意見をきちんと聞くことが必要」、

などなどのお話に頷きつつ、次の予定のために途中抜けをしたのですが、なかなか出られず、

こころを残しつつ帰りました。

無名塾「炎の人」

市民劇場の例会で、無名塾公演「炎の人」を見た。                          pic_feature_02_02

「炎の人」は画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いたもの。

ゴッホは中学生の時、美術の教科書で「麦畑」という作品を見て以来、

大好きな画家です。

「麦畑」はアルルの太陽の下、風にざわめく広大な麦畑と何羽かのヒバリが描かれた作品。

風の音と、ヒバリの声、そして麦の匂いの感じられるその絵に見入った記憶がある。

そして同時期にみた西洋映画「炎の人」のひまわり畑の色。

そして30年程前にみた劇団民芸の滝沢修主演の「炎の人」。

ゴッホという、まっしぐらにこの世を駆け抜けた人間を、痛ましいほど無垢な魂を、感じた。

今回の「炎の人」、私も年もとり、主演の仲代達矢さんももう熟年。

若い時にはかえって分からない青年期というものもあるけれど、

人生の最終駅に近づきつつある人間が、より強く感じるきらめきというものもあると思うけど、

でも、もう少し若さがほしかった、と思う。

ちょっと私のゴッホ像とは違うという違和感が残ってしまいました。

 

今回公会堂の使用停止による文化ホールでの久しぶりの例会。

トイレの数が足りない、出入り口が一つなので、帰りは人が殺到する、

などなど、例会運営の上で公会堂とは違う困難さもあります。

しかし、当日理由あって不参加の方の席を有効に利用する、

「席詰め」と「空席待ち」で、座れない人の数が思ったより少なくて、やれやれでした。

 

     「炎の人」終演時雨に包まれて     よし枝