「活動日記」カテゴリーアーカイブ

憲法や人権ーそして「秘密保護法」を考える連休でした

2日は鳥取県人権連の講演会「憲法と一人ひとりが輝く地域づくり」(岡山大・名誉教授小畑隆資さん)         

3日は憲法会議の「日本国憲法をどのように守り活かすか―若手弁護士と一緒に考えよう」(高橋真一弁護士)と、

憲法・人権を考える連休となりましたが、

どちらの講演会でも「秘密保護法」が熱い話題となりました。

今国会に安倍政権が提出、成立を狙うこの法案、憲法そのものではないが、憲法には反した内容です。

この秘密保護法案ですが、戦前の治安維持法のような法案ということで、

歴史学者、刑法学者、日弁連などから、反対声明が出ています。

国の防衛・軍事・外交についての「秘密」(40万項目の及ぶとNHKニュースの報道)を、

調査、報道したり、それを話題にすると逮捕される。

何が「秘密」かは秘密で、行政機関の長が何を秘密とするか決めるということなので、                  

理由がよくわからないままに逮捕されるということです。

報道人は調査報道で10年の懲役という重罰。市民も懲役5年。

何が「秘密」かは秘密で、行政機関の長が何を秘密とするか決めるということ。

裁判になっても、罪の核心「秘密」については公開の場では審議できないという。

まさに国民の手足を縛り、眼と耳、口をふさぐ、暗黒の法案です。

日本国憲法の主権在民や基本的人権を侵すものです。

3日午前中には、市議団3人で市内3か所で「秘密保護法反対」の緊急宣伝もしました。

こんな法案の成立を許す訳にはいきません。                                              

★写真は上から、小畑隆資・岡大名誉教授(手を振って歩きまわる熱弁です。やっと焦点あった1枚)、高橋真一弁護士、街宣の私です。

 

 

矛盾だらけの「新規制基準」

昨日は24年度の決算認定のための臨時議会があり、

その午後は全員協議会に規制庁による「新規制基準」の説明がありました。

24年度決算に対して私たち共産党の市議団は、

小規模修繕工事希望者登録制度、就学援助、同和行政など、

いくつかの事業について認定出来ないと反対しましたが、

反対は私たち3人のみで、認定されました。

*(詳しくは岡村英治議員のblogでご覧下さい。)

 

「新規制基準」ついては、聞けば聞くほど矛盾だらけ。

福島の原発事故の教訓を生かし、原発・津波に対する基準を厳格にしたといいながら、

地震・津波の基準は福島原発事故を踏襲していたり、

活断層については、地表に露頭しているものだけを、立地不可と排除する対象とするとか。

これまでの基準にはなかったシビアアクシデント対策を取ったといいながら、

炉心溶融を防ぐためのフィルター・ベントや超高熱となった炉心を冷やす作業については、電力会社の訓練努力に任せたり、

格納容器が爆発した場合、強力な放水車によりプルームの放射性物質を叩き落とす、としながら、

その落とした汚染水の処理は、シビアアクシデントは起こさない、という想定であるから考えていないという、まったく矛盾だらけの答弁です。

また原発それぞれに機種条件が違うからと、

審査の手順書の作成も検査作業もその原発を持つ電力会社に任せるといいます。

また大事なことのひとつは、「立地審査指針」という「もしかの事故のときには最寄りの人家の被曝量が100ミリシーベルト以下」という立地条件をなくしたことです。

福島事故に学び「小さな基準」は意味がないとなくしたと言い、替わりの厳格な基準は設けられていません。

それで「世界一安全とは言わないが、福島原発事故を踏まえた厳格な基準」とは、

全く危機感のない不安な「新規制基準」です。

再稼働をさせんがための新基準といわれるのは当然です。

★写真は福島のfacebook仲間の投稿から頂いた、人家の除染作業の様子です。

放水により空中、周辺人家にまき散らされる放射性物質には、

必要な気配りがされているようには思えません。

 

 

TPP,医療と介護 暮らしはどうなるー保険医協会事務局長・小田島耕郎さんの講演

平和・民主・住みよい米子をつくる会の講演会でした。

守秘義務により交渉内容も過程も明らかにされずに進むTPP。

自民党が聖域として守ると決議した5品目も、

関税撤廃を免れないのではないか、という風向き。

小田島さんは「TPPはアメリカの多国籍企業がいかに新自由主義の枠組みを広げるか」ということ。

アメリカで15%もある無保険者は医療に罹らず我慢して年間1万8千人が死んでゆき、

民間保険をかけねば医療にはかかれない、掛けていても高額の治療で破産する、                

民間保険会社はいかにして給付を外すか、給付を抑制した医師にはボーナスが出る、などのアメリカ医療の現状、

TPP参加でアメリカは日本でも同じやり方をするために邪魔なものは排除する。

企業が企業活動の妨害だと国を訴えることが出来る、などなど。

沢山の資料をもとに話されました。

企業優先の行き着く先がアメリカの現状、それを他国とくに日本に広げようとするのがTPPです。

農業や食糧でも同じやり方なんですね。

日本という国のあり方を変えるという言われる訳です。

こんな事実、もっと皆に知らせねばならないと、強く思いました。

 

兵庫県・佐用町長選挙―山田兼三候補の応援に

ご無沙汰ごめんなさい。

日曜20日の夕に山を越え、兵庫県佐用町へ。

佐用は妹の住む町、そして父の故郷です。その町で、

今日22日告示27日投票で、町長選挙の火ぶたが切られました。

旧南光町長の山田兼三(やまだけんぞう)氏と現職庵逧典章(あんざこのりあき)氏の一騎討ちとなりました。

山田兼三さんは共産党員として初めて町長となり、

7期25年南光町長として全国に名を知られた方です。

「80才まで自分の歯を20本残す」という歯科予防の「8020運動」、

休耕田にひまわりを育てるひまわりの里、

お年寄りを自宅から病院へ、玄関から玄関に送り迎えする「ひまわりサービス」などを始め、

資源に恵まれてはいない貧しい町を一躍有名にした人です。

8年前の4町合併により出来た新・佐用町長選挙に2度挑みましたが叶わず、

いづれも旧佐用町長で現職の庵逧氏が当選となり、今回が3度目の挑戦です。

「あれもこれもやると言うが、合併のとき南光が一番借金が多かった」など相手候補はいいますが、

本当は合併時4町でもっとも借金が少なかったそうです。

「そろそろ変わって貰ろてもええんじゃなかろか」と言う声が広がっています。

3度目今度こその力が入ります。

私の選挙のときには応援に来て頂いていますので、

こころばかりの恩返しです。                                                                           

★写真は山田兼三さん、佐用町の里山の秋の風景、飛龍の滝(上月町の滝谷)、そして

facebook友達の笹野真由美さんと初めて出会い、妹と3人でうれしく記念撮影。

ガムランは風に乗って―松江・水燈路

松江水燈路に行ってきました。                           

松江城をライトアップする催しで、今年は10月1日から30日まで、

市民の手作りの500個の灯籠でライトアップされた松江城の周辺で、

音楽会が催されたり、屋台が並んだりしていました。

友人が13日の夜のガムラン演奏に出演したので、

米子から4人のわれら友人が、聞きに出かけたわけです。

ジャワとバリの舞踊に、ワヤンという影絵芝居も加わり、見ごたえ十分。

楽しいひと時の後、寒くなった身体を、ほかほかの栗饅で暖めて帰途につきました。

 

 

 

 

10.13 NO Nukes Day=原発ゼロ★統一行動

「首都圏反原発連合」、「さよなら原発1000万人アクション」、「原発をなくす全国連絡会」が、

共同でアクションを決行する日を「ノ―ヌークスデイ」と名づけました。

汚染水の問題は作業員6人被曝まで加わり、拡大する一方ですが、

オリンピック招致に際して言ったような政府が前面に立った汚染水対策は取られていません。

こんな状況下で、原発の再稼働を変わらず進めようとする安倍政権です。

全国で一斉に行動が取り組まれたこの日、

米子でもデモ行進と、中国電力真向かいのポケット・パークで集会を行いました。

思い思いに趣向を凝らし、原発ゼロへの募る思いを持ち寄った面々。

倉吉9条の会の皆さん、「ぺんぺん草」「9条バンド」の歌・演奏もあり、

「原発ゼロの歌」(線路は続くよどこまでも、の替え歌)も歌って、

元気よい集会となりました。

10月31日、米子市議会・全協で規制庁が「新規制基準」の説明

米子市議会は10月31日の臨時議会(24年度決算の承認のための)のあとに、

全員協議会を開き、島根原子力規制事務所による「新規制基準」の説明を受けます。

これは、私が9月議会の一般質問で求め、そして「原子力発電・エネルギー等調査特別委員会」で決定して要請しました。

全員協議会は一般の方も傍聴出来ます。

いま電力会社や安倍政権が原発の再稼働を急いでいることは、

福島原発事故の汚染水もれ、そして作業員の被曝が次々明るみにでるこの事態に、

とんでもないこと、安全意識のかけらもないことだと思います。

しかし中国電力も島根原発の再稼働の審査申請を今年中にしたい、という意向を示しています。

原発問題は、その被害の拡大、再稼働と、風雲急を告げています。

じっとしていられない市民のみなさん、ぜひ傍聴においで下さい。

北栄町議選・長谷川昭二候補を連日応援に

町議選(6日投票)真っ只中の北栄町に、連日出かけています。                       

1名オーバーの厳しい選挙、日本共産党の長谷川昭二候補の地元は、

元町役場課長だった新人候補も含め、新人1名、元職1名、現職2名の4人が競い合う激戦区。

なんとしても当選してほしいと、米子からも応援に行っています。

長谷川さんは他の議員と共同して、町民の生活を守る仕事をいくつもしてきました。

後期高齢者医療制度の健診料500円を無料に、3人目からの保育料の無料化、同和事業の見直しなどです。

北栄町議会になくてはならない議員です。

北栄町のみなさん、北栄にお知り合いのあるみなさん、力を貸して下さいね!

★写真は、演説中の長谷川昭二候補。

そして北栄町妻波の東の端、夜泣松神社です。この名の神社には、どんないわれがあるのでしょうか。

 

 

 

9月議会が閉会しました

日本共産党米子市議会議員団は議会最終日、ふたりが討論に立ちました。

岡村英治議員が、25年度一般会計補正予算(補正第4回)に、マイナンバー制度の準備の予算を含むということで、

また「年金2・5%削減中止を求める陳情」、「消費税増税の凍結を求める陳情書」の採択を求めて討論。

また、私が下の三つの意見書の提出について、否決を求めて討論しました。

①「地方税財源の充実確保を求める意見書」(全国市議会議長会からの依頼)

権限委譲といいながら地方交付税は削減している現状。

責任と支出と仕事量が増える地方自治体は大変なので、交付税の増額は必要ですが、

財源を地方消費税の「充実」や法人住民税の均等割りの税率引き上げに求める                                     と、中小企業や市民の暮らし困窮に繋がるので反対。                                               

②「建築物の耐震化の促進に関する意見書」(全国温泉所在都市議会議長協議会からの依頼)

床面積5000㎡を超える不特定多数が利用する建築物の、

(ホテル、旅館、学校、病院などと緊急輸送や避難路沿道の建物)

耐震化を平成27年度末までと期限を切って進める法律が成立したことを受け、

耐震化の延伸と診断結果の猶予を求めるもので、安全第一の観点から賛成出来ません。

③「若い世代が安心して就労出来る環境等の整備を求める意見書」(公明党の提案)

就労環境の整備は急務ですが、この意見書にある限定正社員など多元的な働き方というのは、

正社員を形骸化し、企業の使い勝手のいい働かせ方となり、

労働者の側に立つ若い世代の安心して働ける環境の整備には反するもので反対しました。

討論した一般会計補正予算と意見書は共産党のみの反対で可決され、

陳情2件も賛成少数で不採択となりました。

「自分の首を絞める大きな手が見えんのかな」と、いつも思うことですが、つい口に出ます。

その手にぶら下がって締める力に加勢していることに気付いてほしい。

★閉会後は集金を一回りした後、よい天気に誘われて伯太町の母里(安来市はくた町もり)までひとっ走り。

お醤油買いに行ったのですが、秋の風景に疲れを癒されました。

母里は古い街並みがたっぷり残っていて素敵です。