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「100000年後の安全」

『未来のみなさんへ                                         51aPIS5HAPL__AA300_

ここは21世紀に処分された

放射性廃棄物の埋蔵場所です』

 

未来の人類へ語りかける形のナレーションで進行するこの映画は、

現在フィンランドで建設中の使用済み核燃料の最終処理施設のドキュメントです。

10万年後の人類にこの「隠された場所」=オンカロの意味が、危険性が伝えられるかというのが、

監督マイケル・マドセンが発する質問、

そして「完全に忘れ去られるようにしなくてはならない」(標識など作らない、隠す)という意見と、

「忘れないということを忘れないように伝えていくべき」(文字のみでなく絵の表示などで未来の人類に示し、代々言い伝えて)とに分かれていく。

結論は出ない。                                                             51qqOaTs4qL__SS350_

 

未来に残す負の遺産の前に、静かな語り口(理性的な怒り、か)。

昨日福山まで来て見ました。観客3人。

★☆タイトル「100000万年後の安全」は誤り、「100000年後の安全」に訂正しました。yonago2

さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

                                                             

富田八幡宮(とだはちまんぐう)

今日は県境近くに用事がありましたが、思いのほか早く終わり、                       2011_0513_121121-PAP_0215

良い天気に誘われて、安来市広瀬町まで足を伸ばしました。

富田城と飯梨川(富田川)を挟んだ対岸にある富田八幡宮に行って見ました。

もともと月山山頂にあったものを、1100年代の月山築城の時に遷したという由緒ある神社ですが、

やや忘れられかけた存在となって、草がのびのびと繁っていました。

でも雰囲気があるでしょう。          2011_0513_121458-PAP_0212

長い石段を上って門をくぐると、老松・古杉のうっそうと茂る細長い参道がまた続き、まるで別世界です。

御衣黄(ぎょいこう)

選挙戦を嬉しい結果で終えて、                                         2011_0426_105035-PAP_0195

さあ急いで訪ねたのが、島根大学の農場の桜です。

様々な種類の八重桜がありますが、

何といっても看板娘はみどりの桜「御衣黄」です。

これに会わねば、春は終わりません。

今年は開花が遅れ、持ちもいいそうです。                                          2011_0426_105011-PAP_0197

この週末が見頃。

農場は松江市上本庄町にあり、入り口は431号線沿いです。

必見ですよ。

★上2枚は「御衣黄」、その下が「関山」(かんざん)、左下は今盛りの「細川匂」(ほそかわにおい)

  一番下が「楊貴妃」(ようきひ)です。                           2011_0426_111101-PAP_01782011_0426_110411-PAP_01792011_0426_105123-PAP_0194

TPPは医療に重大影響

昨日1月11日付「しんぶん赤旗」によると、日本医師会など医療関係団体から、             2010_0115_083213-CA390109

TPPは医療に重大な影響を及ぼすと懸念される、といいう声が上がっています。

混合診療の全面解禁により、公的医療保険の給付範囲が縮小する、

社会保障は後退し、お金によって命にも格差が出来る、といいます。

それは、まるでアメリカ映画「シッコ」の世界。

オバマ大統領が改革したいというアメリカの医療制度を、

ヨーロッパ各国の医療無料化の国々と比較したドキュメンタリー映画です。

農業のことだけではない、と思っていました。

しかし、新自由主義の経済は、やはり社会保障を崩すのです。

詳しくご覧になりたい方、こちらをご覧下さい。

2011年1月11日(火)「しんぶん赤旗」>> TPPは医療に重大影響 日本医師会が懸念 市場化進め「命」に格差

★写真は伊豆・熱海地方の「とんど」赤いダルマが付けられています。(昨年1月撮影)

「アラベスク」

今日も一般質問の準備で、人に会ったり資料読んだり、その合間に歯科受診したり、

また、前の職場退職後の任意継続の健康保険が切れ、

国民健康保険に加入するための手続きをしたり、忙しい一日でした。

質問の内容はまたお知らせしますが、ここで閑話休題。

 

今日歯科の時間待ちに読んだ古い雑誌で、                                   アラベスク

むかし繰り返し読んだ山岸涼子の「アラべスク」(少女漫画です)が、

復刻版で発売されたことを知った。

漫画もピンキリで粗悪なものも多いが、読んでも読んでも飽きない、とっておきもある。

山岸涼子は萩尾望都や竹宮恵子らと少女漫画の黄金期を築いた漫画家。

「アラベスク」は少女ノンナのバレエを通しての成長を描いたもので、

わが家ではノンナやそのバレエの師で恋人になるユーリの名が、

まるで友人たちの名のように飛び交った時期がある。

悩み、くじけながらも、また進んで成長するノンナの姿に、彼女をとりまく人々の生き方に、

共感するものがあった。

という訳で、年末年始のお楽しみがひとつ増えた。こたつで読もう。

無名塾「炎の人」

市民劇場の例会で、無名塾公演「炎の人」を見た。                          pic_feature_02_02

「炎の人」は画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いたもの。

ゴッホは中学生の時、美術の教科書で「麦畑」という作品を見て以来、

大好きな画家です。

「麦畑」はアルルの太陽の下、風にざわめく広大な麦畑と何羽かのヒバリが描かれた作品。

風の音と、ヒバリの声、そして麦の匂いの感じられるその絵に見入った記憶がある。

そして同時期にみた西洋映画「炎の人」のひまわり畑の色。

そして30年程前にみた劇団民芸の滝沢修主演の「炎の人」。

ゴッホという、まっしぐらにこの世を駆け抜けた人間を、痛ましいほど無垢な魂を、感じた。

今回の「炎の人」、私も年もとり、主演の仲代達矢さんももう熟年。

若い時にはかえって分からない青年期というものもあるけれど、

人生の最終駅に近づきつつある人間が、より強く感じるきらめきというものもあると思うけど、

でも、もう少し若さがほしかった、と思う。

ちょっと私のゴッホ像とは違うという違和感が残ってしまいました。

 

今回公会堂の使用停止による文化ホールでの久しぶりの例会。

トイレの数が足りない、出入り口が一つなので、帰りは人が殺到する、

などなど、例会運営の上で公会堂とは違う困難さもあります。

しかし、当日理由あって不参加の方の席を有効に利用する、

「席詰め」と「空席待ち」で、座れない人の数が思ったより少なくて、やれやれでした。

 

     「炎の人」終演時雨に包まれて     よし枝   

女性ホルモンと歯周病

NHKの朝の番組で、美歯(ビバ)!なんとか、

美しい丈夫な歯を保とうという番組を今朝やってました。

歯に自信がある、という40代の4人の女性の歯、みんな何らかのトラブルが。

歯茎を後退させ、遂にはあごの骨まで溶かすほどの悲惨な状態になることもある、

怖い歯周病は女性ホルモンで栄養ドリンク飲んだみたいに元気になるのだそう。

バリばり女ざかりが危ないんですね。

こんなことがもっと良く知られ、正しいブラッシングで改善するということが知られたら、

もっと良い歯を残して元気な老年が生きられるのですね。

歯医者さんと仲良くすることが大事ですが、歯医者だけはイヤという人も意外に多い。

私も一昨年に今お世話になってる、優しい先生に出会うまでは、

苦手中の苦手だったんです。2010_1015_145835-CA390630

     ●瀬戸内海・直島のカボチャのオブジェは(タイトルは南瓜)、草間弥生・作

                  

原爆の詩朗読コンサート

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8月6日午後1時30分「ふれあいの里」にて

朗読ボランティア「火曜の会」の朗読コンサートが開かれます。

ヒロシマの日の6日に毎年開かれ、原爆の朗読を中心にした催しです。

知人がこの会のメンバーなので、

何か特別な事のない限り参加しています。

素人の<ちから>といいますか、しみじみと胸にしみる朗読です。

一度、足をお運び下さい。

市民劇場のこと

米子市民劇場の7月例会が昨日ありました。

劇団前進座「五重塔」(幸田露伴・原作)です。

五重塔建立にかけた二人の大工の絡み合い、信頼のドラマです。

五重塔という大仕事にかける人生、競い合い助け合う人間関係。

しっかりした原作を人間愛にみちた前進座が大事に演じました。

 

この前案内に行った米子西高演劇部の女子高生が観にきてくれました。

4人見かけました。訪問した私の顔も覚えてくれていて、

「この間面白い話しだったから」とにっこり。

感想、どうだったのかな。

 

実はウチの孫(妹のですが)小学4,5年生をふたり連れていきました。

時代物だけに大人にも言葉が難しいが、どうやら芝居の魅力は伝わったらしい。

                                  

余談ですが、前進座は歌舞伎から出た劇団だけに、e8b0b7e4b8ade6849fe5bf9ce5afbae4ba94e9878de5a194

着物の着こなし・所作が群を抜いてすばらしい。

大工の棟梁源太の着物姿、粋だったねえ。

★モデルの谷中感応寺五重塔、1957年心中した男女と共に炎上。それを見て露伴は大工の心情を思った。右、炎上する谷中感応寺五重塔。(谷根千工房「谷根千同窓会」より)

 

                             

                                                                              

 

 

高校演劇部訪問

 

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私は「米子市民劇場」という演劇鑑賞団体の会員です。

私が40年の市民劇場とのつきあいの間に、

はたちの娘から還暦のドアの向こうを歩き始めたように、

市民劇場の会員構成もすっかり完熟している。

これからの時代を受け継ぐ若い人に、

ぜひ芝居好きになって欲しいと、

高校演劇部を訪問しています。

今回の市民劇場の例会、「五重塔」幸田露伴・作、劇団前進座公演)では、

会員の家族の子ども、会員紹介の高校生など、

1000円で見るチャンスを提供しています。

  ★詳しくは市民劇場事務局(℡0859-33-8695)まで

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