石橋議員が行った議会質問のうち、島根原発と安全対策に関係する部分を掲載します。同日、他の議員が先に原発について質問されたため、ダブる部分を割愛したり、やや言い方を変えた部分があります。
安全協定についての申し入れ
今日は米子市革新懇準備会と憲法改悪阻止共同センターが、米子市に、
急浮上し一気に締結されそうな(年内に締結したいという)、
中国電力との島根原発・原子力安全協定について、
原子炉新設や廃炉、計画変更などの前の「事前了解」、何かあった時の「立ち入り調査」など、
原発を監視し、いざという時には原子炉停止を求めることの出来る条項のない協定を、
拙速に結ぶことをやめるよう申し入れました。
角副市長と王島防災安全課庁が応対しました。
いま全国の原発に隣接するまちが、立地市と同じように「立ち入り調査」「事前了解」のある協定を結ぶために、
交渉を続けている中、真っ先にこんな何の縛りにもならない協定を結ぶことは、
全国に悪い影響を与えこそすれ、成果とはとてもいえません。
1号機点検休止中、2号機も来年初めに点検のため休止に入ります。
3号機は完成間近であり、これらを問題なく再稼働、稼働させたいという中電が
協議にはいることのなかった安全協定案にのり、
県を通さず情報・連絡は直接米子市にいれるという歩み寄るところもありながら、
米子市や境港、鳥取県が原発の運転に発言は出来ても、
交渉したり決定したりする権利のないこの条件を通そうというものです。
津波対策を取ったから安全という安全神話そのもののチラシを新聞に折り込んだ、
福島事故から何も学ばず反省のない中電に、
原発の運転を任せておく訳にはいきません。
米子市長は12日の午前開かれる議会の全員協議会(傍聴出来ます)で再び説明、
何もないところから大きく前進し、松江市に近づいた協定を一刻も早く結びたい、という意向で、
再び議員の意見を聞き、結論を出すと言っています。
12月議会質問原稿
7日、石橋議員は議会質問を行いました。原稿を掲載します。
- 12月議会質問(介護保険) 石橋よしえ PDF189KB
- 12月議会質問(島根原発と安全対策) 石橋よしえ PDF167KB 12月11日追加:同日、他の議員が先に原発について質問されたため、ダブる部分を割愛したり、やや言い方を変えた部分があります。
12月議会、始まりました
12月1日から12月定例米子市議会が開会しました。
冒頭22年度決算審査特別委員会の報告があり、
私はそれに対する反対討論をしました。
22日までの22日間ですが、私たち日本共産党米子s議会議員団の一般質問は、
松本松子さんが2日目6日(火)の4番手(10番)、岡村英治さんが3日目7日(水)の3番手(15番)、
私が3日目7日(水)の4番手(16番)です。
終了後の全協で中電との安全協定について報告があり、
市長は「中電にも歩み寄って頂いて、松江市と近い内容となった。何もない状況から市民の安全のため、一刻も早く締結したい」と意見表明。
しかし「市民感情を逆なでする」、「立ち入り調査、事前協議がないのは骨抜き」、「他の地域でも新しく立地市ではない町と電力会社との安全協定が協議されている。そこと力を合わせ安全をまもれる内容に。」「福島のあとでは、松江と同等でもいけない、もっと厳しい縛りをかけてほしいというのが市民の思いだ」などなど、反対意見が相次ぎました。
一般質問で私も重ねて安全協定について問います。
「松江しと同等の協定を」ということに、ご意見を頂いています。
立地市松江と変わらず原発事故の被害に曝されるという意味で、同等ということをいっていますが、内容は福島原発事故を経た今、これまでの松江市が中電と結ぶ協定よりもっと厳しく縛りをかけるものでなければいけない、というご意見です。
全くその通りで、内容についてはもっと進んだものを求めなければならないと思います。
(★写真は26日晴天の大山、永江団地から)
24年度予算要求と原発
本日、日本共産党米子市議会議員団は、24年度の予算について、
46項目の要望書(PDF239KB)を提出しました。
その席で、3人の市議団のそれぞれが、
中学校学校給食や、住宅リフォーム助成、職員の定数削減見直し、淀江支所の機能充実、
保育所民営化の中止、産廃最終処分場などについて要望のポイントを口頭で要請。
私は、中電との安全協定がニュースとなっている中、
「原発は一日も早くなくすべき。そして安全協定については、松江市と同等の内容で、立ち入り調査や原発新設などの事前協議を盛り込んだものでなくては住民を守れない」と問いかけましたが、
野坂市長からの返答は、やはり今日はなし。
安全協定について、明日12月議会開会日日程終了後の全協で説明があります。
米子が求めてきた松江と同等の協定とするために粘り強く頑張ってほしいと思います。
子ども・子育て新システム
27日は、「取の保育を考える会」の講演会、
鳥取大学地域学部の奥野隆一先生が退官して故郷へ帰られる最後の保育問題講座ということでした。
政府の年内取りまとめをいそいでいる「子ども・子育て新システム」は
幼稚園(文科省)と保育所(厚労省)とを統合一体化し、
「幼保一元化」した「こども園」で「二重行政を解消する」というものですが、
「こども園」に移行しない私立幼稚園への私学助成の存続がしめされ、
いったいどうなってるの、という声のなか、
保育関係者、西部の各市町村の議員などたくさんの参加がありました。
奥野先生は、一元化どころか三元化(総合施設は子ども家庭省、0~2歳児保育は厚労省、市立幼稚園は文科省)となってしまった現状を述べ、
しかし変わらないのは民主党政権が推し進める新自由主義の改革、
①規制緩和②民営化③市場化にそっていることで、どこに狙いがあるのかがいよいよ明らかになった。
国が保育の責任を投げ捨て、民間へと市場化することが目的だと述べられました。
介護保険、障害者自立支援法と、福祉の制度を改変し、
いよいよ保育も福祉からお金で保育を買う制度に変えてしまおうというこの新システム、
広く国民にに、この意味を知らせ、力をあわせることが必要です。
12月議会、5日から各個質問
米子市議会12月定例会の日程をご紹介します。一般質問は5日(月)から8日(木)まで(9日は予備日)です。共産党市議団の質問日が決まりましたらあらためてお知らせします。
決算委員会が終わりました
ふた月続いた22年度の決算委員会が終わりました。
今日は委員長報告(指摘事項)のまとめでした。
私の提案したことでは、常に増員要求のある部署には増員するなど、定員削減の見直しを、
そしてメンタル疾患、長期休業が多く、健診の有所見率の高い米子市の職員について、
原因分析し、改善に対策強化せよ、という部分が取り上げられました。
滞納整理について、効率第一で強化するのではなく、滞納世帯の事情を調査し滞納世帯とよく相談する、
というのは「米子市がまるきりそれをやってないみたいに受け取られる」という意見で却下されました。
さて今夜から12月議会の準備を始めます。
ダッシュで追いつかないと!
★おとといの落雷騒ぎ。雪起こしか。写真は今年初めの豪雪の後で買った長靴。ことしも暑い。また重たい雪が降るのではないのか。
自治体キャラバンと全協
今日は「軍事費削って、くらしと福祉教育の充実を!」国民大運動の鳥取県西部地区実行委員会の、
米子市への自治体キャラバンが行われ、
各加盟団体より20名ちかくの人々が参加しました。(★写真)
国保料の引き下げや、介護保険5期計画、また生活保護、年金、健康診断など、
保育園民営化や保育の新システムに反対し、学校給食の契約化に反対など、
また消費税の税率引き上げやTPP参加に反対など、切実な声が届けられました。
国の動向を見守る、という回答が多く、
「市民の実態・声をあげていくことがないなら、米子市は自治体として機能していない」という坑議の声があがりましたが、
健診の受診期間を伸ばす、あるいは時期を12月繁忙期とずらすなど検討する、
住宅リフォーム助成制度について検討するなどの回答が、
いつになくあったことを喜びつつ解散しました。
午後は全協。
12月議会の議案説明の後、中学校給食についての庁内検討委員会の報告がありました。
現時点で中学校給食の実現可能な方法を第一義に、財政的な検討を行ったというその結果は、
センター方式で調理を民間委託というもので、
現在ある単独調理校も廃止し、給食センターをひとつ新設し、
現行の施設と合わせ、2つのセンターと3つの共同調理場で配食するというものです。
センターをやめ単独調理に切り替える町もある中で、
現在あるものを廃止するというのはどうにも頷けないもの。
教育としての学校給食として、原点からの再検討を求めました。
もっと講
勤労感謝の日の23日、毎年「もっと講」の日です。
浜にある古くからの風習・行事の一つに、
「もっと」(一族)の祀る神様の小さな祠があります。
わが石橋もっとの神さまは、うちの敷地内の、
大きなモクの木の元に祀られた武内さんと八幡さん。
年2回の祭礼と11月23日のもっと講並びに講開き(食事会)は、
毎年当番を決めて回り持ちで行っています。
時代の流れで、すこしづつ形が変わりながら、引き継いでいます。
★写真は祠にお参りするもっとの皆さん