「活動日記」カテゴリーアーカイブ

2011年度の予算要望

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今日、私たち日本共産党米子市議会議員団は、

2011年度予算編成についての要望をだしました。

この地域経済の落ち込みの厳しい中、地元業者の仕事と雇用を増やす経済政策、

地場産業の振興策、そして何より切実なのは、

暮らしにくい市民の生活を支え守る福祉の充実であると、

最初に前置きしながら、中学校給食や、住宅リフォーム助成、そして公共交通の確立、

国保、介護保険などなど57項目に渉り、要望をだしました。

1月のうちには回答がある模様です。

この閉塞感の拭いきれない状況の中、久々に市民の喜びの声の上がった、

米子市公会堂の存続のように、

市民の切実な声に応えてもらい、と切に願います。

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12月議会が始まります

いよいよ12月議会が迫りました。                                   2009_1115_153642-CA390022

会期は12月2日(木)から12月24日(金)までです。

今日が一般質問の発言通告の締め切りで、

米子市議会議員29名中、議長を除く28名のうち、22名が通告をだしました。

私は16番目、3日目12月8日(水)の午後一番、松本松子議員が17番目でやはり3日目8日の午後、

岡村英治議員は12番目で、2日目7日(火)の最後(午後)です。

私の質問項目は次のとおりです。ぜひ、傍聴におでかけ下さい。

1.誰もが安心できる介護保険への転換を求めて

①「保険あって介護なし」といわれる介護保険の現状 ②2011年度の大改訂の方向とその問題点

2.いのちを保障する国民健康保険にするために

①広がる無保険と受診抑制 ②米子市の2011年度の国保料見直しと徴収強化について

3.米子市公会堂の耐震改修を市民参加で。

①公会堂の耐震改修の内容について ②建築専門家と市民の参加で、利活用向上させる耐震改修を。

4.ボートピア進出による市民への影響について

米子市議会 2010年12月議会 日程 PDF77KB

子どもの人権研究会米子大会

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子どもの人権研究会という大会があると、

「子どもの人権広場」から案内を頂き、参加しました。

長年国連の子どもの権利委員会の報告審査を傍聴し続け、

子どもの権利条約の運動で有名な平野裕二(ひらの・ゆうじ)さんの講演、

「問われる日本の法制度・社会制度ー子どもの権利委員会第3報告から」に始まり、

県内の母子福祉施設長、大塩孝江(おおしお・たかえ)さんの現場からの報告、

「社会的養護の充実により子どもの虐待防止を」が続き、

県外から弁護士の中川明(なかがわ・あきら)さん、同じく弁護士の定者吉人(じょうしゃ・よしと)さんという

子どもの権利条約に深く関わられている方たちと、

県議の浜田妙子(はまだ・たえこ)さん、県議の市谷知子(いちたに・ともこ)さんが、

平野さん、大塩さんに加わった、パネルディスカッションがありました。

司会の鳥取県弁護士会の安田、駒井両氏の設問に応え、

なぜ子どもの権利条約なのかが深められました。

中川弁護士の「子どもは未来からの贈り物、私たちよりももっと進んだ世界をつくる」、

定者弁護士の少年犯罪の弁護経験の話しと「子どもへの畏敬」という言葉、

平野さんの「私たち抜きで私たちについて語るな、私たち抜きで私たちについて決めるな、というのは、

障がい者の運動で言われてることだが、子どももまさにそう。

参政権のない子どもの意見をきちんと聞くことが必要」、

などなどのお話に頷きつつ、次の予定のために途中抜けをしたのですが、なかなか出られず、

こころを残しつつ帰りました。

公会堂存続!

今日米子市議会の全員協議会で、                                2009_0214_220308-ふたつ目の花束縦

野坂康夫市長は米子市公会堂を存続させる選択を明らかにした。

その理由は、

①その役割の代替えとなるものがなく、廃止すれば市民の文化・芸術活動が低下する恐れがあること。

②ランドマークとして中心市街地にあり、にぎわいトライアングルの一角がなくなることの影響大。

「必要最小限の改修を、有利な財源を検討し行い、コストダウンに努めたい。」

「市民にはこれまで以上に活用していただくよう方策を探したい。」と締めくくった。

質疑で財源が問われ、避難場所とするなら、国の補助が45%、

そして残り55%の財源に合併特例債を使えば、初年度の米子市一般予算の負担分は、約7千万円余りとなる、

という検討報告書の数字が改めて説明された。(このblogの19日の項を参照ください。)

私は、必要最小限の内容はなにかを聞き、具体的な返事はなかったが、

「最小限の改修で耐震工事のコストダウンということでは、いま市当局が相談しているコンサルのみに相談するのではなく、

耐震改修に全面的に協力を惜しまないと、6月ごろに公会堂存続の要望書をだされた中国地方の建築士学会などの力をかりてほしい」と、要望した。

公会堂存続を願う市民会議の方たち、傍聴に何人も来られ、ほっとした面持ちで、

私たち議員を労う言葉を残して帰られた。

鳥取市議選

鳥取市議選の結果は今朝1時前にわかった。                                    2010_1118_105927-CA390738

角谷敏男、伊藤幾子、田中文子の3氏が当選。金田ひでみ氏は及ばず、とても残念。

職を辞して挑戦されたのに、私たちの支援も及ばず、申し訳ない。

でも、日本共産党の風がほとんど初めて吹いた国府で、

よく頑張られたなと思う。4年後を期して歩き始めてほしい、と個の意見ですが私は思う。

大きな党をめざして、国民との厚い連帯をめざして、日々歩いていこう。

公会堂存廃について

標記のタイトルの<出前会議>が、米子市議会の会派「よなご会議」主催で開かれ、         2010_1120_103510-CA390750

わが会派の岡村英治議員と私も参加しました。

啓成公民館に集まったのは、30人の市民(錦織陽子県議も)と11人の米子市議。

公会堂の存続を求める市民会議から、山本世話人が、

公会堂を残してほしい理由を、利用団体の立場から、

「公会堂だけではもうやっていけない、と文化ホールが造られた。ふたつあって続けられた活動。      

公会堂と文化ホールを、利用団体は、話合いやくじ引きで都合つけあって使い活動してきた。」

「生の声、生の音は、コンベンションでは床や壁に吸収されて響かない。公会堂がなくなると、

大きな管弦楽団のコンサートなど、呼べなくなる。」などと、語った。

また建築家の立場から八田氏が、

「米子にはすばらしい建築が少ない。公会堂がなくなると、20世紀の米子の建築の歴史が抜けてしまう。」

「公会堂の周りの空間が活かされていない。もっと活用を考えて人が集まるようにしたらいい。」という提案も。

そして、市議の一人が、自分は本当は公会堂を残したい方ですが、と前置きしながら、

氏のアンケート結果に見られる、廃止を選んだ人の理由を紹介し、

多くは財政的に大変になるなら存続しなくていいという意見だとまとめた。

会場からは、耐震診断結果についての疑問が出て、建築士の来間氏が、

「耐震診断は日本建築防災協会という権威ある団体のされたことで、この結果は間違いとは言えない。

しかし、この手法は学校や庁舎、公共施設の耐震診断を急いで出すためのもので、

ある程度簡略法、概略法といえる。」

「平成17年に、ホールなどの変形複雑な構造の建物には、もっと高度の検討をすべきというい声があげられ、今はその流れになってきている。」と専門家ならではの説明をされた。

私は、9月補正予算に私たちが付帯決議をつけたことで、

図書館・美術館の関係者から、図書館美術館の改修などの含まれる中心市街地活性化事業が凍結されたら、事業の認定が取り消されたらと、不安の声の上がっていることでは、

5人の市議で国にいって良く聞いてきたこと、

ちゃんと協議し変更申請したりすれば、そんな心配はひとつもないと国がいっていることを紹介した。

人数はぎっしりとはいかないが、思いのこもった発言がつづき、

力を合わせて公会堂を残さいや、という気持ちで閉会した。

★写真はいつの間にか裸木になっていた、わが家のモクノキ。

「子どもの貧困と教員定数」

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今日は鳥取県教祖・高教組西部支部の共催で、教育改革キャンペーンが開催されました。               

弓ヶ浜荘に小・中・高の先生方、若い人も多く集まられました。

明治大学・埼玉大学講師でNPO「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」代表理事、

青砥恭(あおと・やすし)さんが講演されました。

子どもの貧困の実態をたくさんの統計資料と実例で語られました。

「家族の貧困ー低学力ー高校中退ー教育・雇用などの社会的排除ーさらなる貧困」

この子どもの貧困図式がこの10年でいっそう鮮明になった、といいます。

埼玉県下の高校を進学高から底辺校まで、学校間格差により5つのグループに分けると、

ここ10年で底辺校G4とG5の授業料減免率が大きく増えている、不登校も増える、

貧困層の経済力の落ち込みの大きさと、親の経済力と学力との相関に、改めて驚きました。

青砥氏の講演の前に現場からの報告をされた通信高(白鴎高)の先生の話しもありました。

高校中退し改めて通信高生となった子どもたちは、

授業料は無償化になっても、教科書代や諸経費の工面に悩まされている、

自分が生きていく生活の糧を自分で稼ぎださねばならない子が多い、と。

青砥先生は、貧困とネグレクトには深い繋がりがある。

貧しさと何かの要因が重なって、子どもへの関心がぷつんと切れる。

社会とかろうじて細い糸で繋がっている、あるいはとうとう糸の切れてしまった子どもたちは、

これからどう生きていくのだろうか。

教育が不平等を再生産してはいけない、学びなおしの場が必要だ。

中学校3年間で放りだすのでなく、学力をつけて送り出すように延長を提案していくと語られました。

中退や不登校、ひきこもり、他所事でない現実です。               2010_1120_103351-CA390748

どんな一人も打ち捨てられてはならないが、個の問題でもない、

社会構造の現実なのだと、改めて考えました。                         

米子市公会堂のあり方検討報告書

今日は臨時議会でした。                                  2010_1118_110426-CA390743

一般職の給与、一般・特別職の賞与の引き下げを決め、

本会議は閉会し、引き続き全員協議会。

米子市公会堂のあり方検討対策本部の検討結果が報告されるので、

たくさんの傍聴者が詰めかけました。

この報告をもとに市長が方向を決めることになります。

議員から、特に17日に各省庁に話を聞きにいったメンバーから、

公会堂が重文指定を受けることは難しい、後50年程の経過が必要だというのは、

どこに聞いたのか。文化庁は市からは聞かれていないと言っている。そして

あと50年ではなく10年程の経過がいるといっている、良く話を聞いて進めるように、とか。

国は公会堂の耐震改修も、図書館・美術館の改修と同じ、

社会資本総合整備計画の事業として加えることも出来るといっている、

よく国と協議し申請すれば、計画変更も延期可能ということだから、

良く協議を重ねてほしい、などなど質疑が相次ぎました。

次のとこいろで報告書を見ることが出来ます。

http://www.yonago-city.jp/section/edu/bunka/koukaidou_arikata.pdf

国府は歴史のまち

今日は鳥取市議選、新人候補の地元、国府へ。                                   2010_1118_110243-CA390741

どんどん奥に入っていくので、山が迫ってきました。

殿ダムのちかくです。

以前、娘と殿ダムに伴う川の拡幅工事で沈む、

茅葺屋根の集落を訪れたことがありますが、

もうすぐそこに見えます。雨滝の表示もなつかしい。                              2010_1118_110327-CA390742

一日歩き回った国府は、古墳や重要文化材などにそこここで出会う、

古い歴史のあるまちでした。

鳥取市では隅っこのまちとなり、「史跡・古墳のまち」という特色の打ち出しも弱まってると、

国府の方はいっておられます。

だから、国府の上(かみ、です。奥とは言わない。)から代表を、と静かなもの言いながら、                       2010_1118_110507-CA390744

力がこもります。

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国会へ

今日は省庁交渉で、国会へ。                                            2010_1117_110940-CA390729

米子市の9月補正予算のうち、図書館改修の基本設計の予算に、

米子市公会堂の存続問題を明らかにするまで執行するな、という付帯決議をして

足止めを掛けていることの影響について、

国土交通省、内閣府、文化庁に聞き合わせと要請を行った。

他会派の4人の市議(小林、遠藤中川、門脇)と私の5人が参加。                     2010_1117_125040-CA390730

図書館・美術館整備と社会資本整備総合交付金・中心市街地活性化基本計画との関わり、

公会堂の重文指定の可能性、米子城址の整備計画などについて聞いてみて、びっくり。

図書館の基本設計予算に歯止めをかけたことにより、

都市再生整備事業の遅延、変更による認定取り消しや、補助金の返還など、

角副市長や市側のいっている心配は、国と良く相談し変更申請をすれば、ほぼありえないこと。   2010_1117_153600-CA390732   

そして「国との信頼関係を損ねている」という発言には、国の側が初耳だ、びっくりしたという反応。

という訳で、この度の永田町行きには大きな成果があった訳です。

★写真は上から、「終日雨の東京」、「私たちが首にかけた通行証」、「議員会館の私(後ろは衆議院の会館)」、「国会議事堂背景に私」

 

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