石橋 よしえ のすべての投稿

国保を考える会の陳情

昨日16日、「米子市の国保を考える会」が、市長へと陳情しました。                         

国保運営協議会の答申をもとに、

国保料率10%引き上げの条例改訂案を3月議会へ上程する予定の米子市に、

これ以上の負担増には耐えられない、と引き上げしないことを求めました。

参加者は14名。考える会参加の団体から次々集まり、

急いでパイプ椅子が運び込まれました。2011_0216_153146-CA390033

考える会の事務局を置く、民商の滝根崇(たきねたかし)考える会代表は、            

「昨日民商の班会をしたところ、5人集まった内の4人までが、国保の滞納があった。」と、

払いたくても払えない自営業者の実態を訴えました。

また年金暮らしの人など、減額される年金から負担ばかり増える、など

めいめいに、国保料の負担の重さを訴えました。                        2011_0216_154649-CA390036

角副市長は、「皆さんの思いは真摯に受け止めます。」そして、

「市長ひとりが決めるのではなく、議会の論議が大事です。かなり激烈な議論が予想されます。」と、

述べられました。

参加者は署名活動に頑張り、たくさんの署名を付けて陳情しようと語りあいました。

穀田恵二演説会、盛況でした

やっぱり予報に義理堅く、昼過ぎから風と雪の吹きすさぶ中、2011_0212_152400-CA390029

つぎつぎ会場に到着の人々で椅子もほぼいっぱい。

穀田国会対策委員長の親しみやすい京都弁が、

聴衆に沁み込んでいきました。

「なんといっても雇用、国民の懐が温まらなければなりません。」

「G7の先進7カ国=アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本のうちで、10年間GDP(国民総生産)の伸びなかったのは、唯一日本のみ。」

「労働者の賃金が下がり続けているのは、唯一日本だけ。」

「その一方年商10億以上の大企業は、この10年で収益を2倍に。会社役員の報酬も2倍、株主の配当も2倍に。」

「大企業はその間224兆円もの貯め込み。その0・2%を崩すだけで、労働者の大多数を正規雇用することが出来る。」2011_0212_154839-CA390030

「経済界のシンクタンクも、4%の労働者の賃金の引き上げが必要、そうしなければGDP2%アップは不可能といっている。」

などなど、「あまりに大企業中心」な日本の政治、異常な日本の姿を目に見えるように。

これに正面からきちんとものの言えるのは、企業献金を受け取らない日本共産党だけだと、

貧困・格差、自民につぐ民主党への絶望から先行きのみえない閉塞状況を、

日本共産党とともに打ち破りましょうと、

だから、あなたも是非日本共産党にお入りいただいて、

ともに頑張りましょうと訴えました。

今日一緒に演説会に参加頂いた女性を、演説会の直後に、

党に迎えることになりました。

嬉しくて勇気百倍です。

「建国記念の日に考えるつどい」

2月11日、恒例の建国記念の日に考えるつどいが開かれました。

「混迷の時代を憲法で読みとく」と題し、                                     2011_0211_142537-CA390026

島根大学准教授(憲法学)の講演を中心にしたつどいでした。

革新懇とキリスト者の皆さんが合同で開催するようになって、数年。

平和を、憲法を、この国のあり方を、ともに考える、

その共同が定着してきた感じがします。

こんな風に、幅広い連帯をより広げつつ、

憲法の輝く日本にしたいと感じました。

ゴスペル・オーブの歌声もお馴染み。写真からも生き生きしたものを感じるでしょう?

 

2011_0211_141452-CA390024

こくた恵二演説会、明日です。

いよいよ明日、こくた恵二(けいじ)衆議院議員、党国会対策委員長を迎えての演説会です。    kin_kokuta

国会対策に走り回っている穀田さん、

生の国会情勢を、いつものざっくばらんな語り口で、語ってくれるでしょう。

この情勢のなか、日本共産党が国民のみなさんと成し遂げたいこと、

どんな日本にしたいのか、国の在り方について、

またそのためにどういう政策を持っているのか、

朗らかに語ってくれるでしょう。

県議選勝利へと決意を固めている錦織陽子(現県議)県議候補もごあいさつします。

どうかお出かけください。

    2月12日 午後3時から

    皆生温泉 観光センター 2Fホール

   ★臨時駐車場も用意しています。

国民健康保険の署名

エルモール街で、今日のお昼、                                         2011_0209_115310-PAP_0018

「国民健康保険料を引き上げないで下さい」の署名を呼びかけ、

短時間に77筆が集まりました。

「国保です」と、差し出すとチラシも受け取ってくれる人が多く、

関心の高さを感じました。

これから3月議会までの短い間ですが、

米子市の国保をこれ以上負担の重いものにしないよう、

誰もが安心して医療を受けられるよう頑張ります。

「公契約」と「雨水浸透ます」

視察に行って来ました。                                               2011_0208_145558-CA390008

千葉県野田市で全国最初につくられた「公契約条例」。

管財課課長さんから導入のいきさつ、実際の公契約の例、などお話いただき、

その後、野田の共産党の市議団長さんからもお話も聞きました。

公契約はまだ始まったばかりですが、

業務委託の清掃の人の賃金の引き上げが、                                 2011_0208_150053-CA390011

市の臨時職員の賃金を引き上げ、

そして地域全体の賃金の引き上げにも繋がっているようだ、ということで、

ワーキングプアをなくすことに力を発揮しつつあることが分かりました。

市長の英断の背景に、長い間の共産党市議団の提案や、運動のあることも。

野田市では「まめバス」というコミュ二ティバスが6路線、乗り継いでも100円で走っていました。    2011_0208_150137-CA390013

 

小金井市の「雨水浸透ます」。視察が全国から殺到しています。

 「小金井」という名のもとの湧水の枯渇の危機、そしてゲリラ豪雨の際の洪水、

なにより下水と雨水合流の下水道のシステム上、

下水処理に税金がかかり過ぎるということから始まった「雨水処理」ですが、                     2011_0208_151625-CA390015

湧水は枯れなくなったものの、湧水の流れ込む「野川」という川は干上がることもあり、

一市だけの問題ではない、また「浸透ます」だけでは「水」や「環境」の問題は解決しない、

田んぼや畑、森林をまもることが肝心なんだと、

下水道課の「雨博士」倉さんは、熱を込めて語られました。

視察に行くと頑張る人に出会って、元気を貰います。   

★写真上から「雨水浸透ます」 多孔型という8列に水はけ孔の並ぶもの。

2、3枚目は、「雨博士」倉さんから説明を聞く市議団。 4枚目、帰り道に街の至るところで見た雨水ます。

最後は、水を入れての実験。あっという間に吸い込まれていって、ますがいっぱいになることはありません。

この浸透の速さには関東ローム層という間隙の多い地層が味方しています。  

2011_0208_145913-CA390010                           

錦織陽子・県議候補の事務所開き

今日はいよいよ、現県議で、2期目当選を期す、               Youko_3

錦織陽子候補の事務所開きでした。

事務所前の道路にまで人の溢れる賑やかな出発になりました。

ご近所の方、「超党派で、向こう三軒両隣の力で、錦織さんを押します。」と激励の言葉、

また境港の松尾市議は、

「雪害の正月、3日間続けて境に入り調査、また困ったことは?と、被災者に聞いて歩いてくれた。                                            Youko_1

『米子からようこそ、境の県議ふたりはちっとも来ないのに』と、被災者は喜んでくれた。

県議の議席を失わないように境から私たちも頑張る。」と激励。

最後の乾杯の音頭は、博労町4丁目の自治会長清水さんが、

「博四の私たちも後ろから陽子さんを押し上げる」と力を込めて。

これから4月1日の告示、4月10日投票まで、

まっしぐらの闘いですね。

★写真上から、①決意表明の錦織陽子候補、②市議団も頑張ると決意表明し花束贈呈する岡村英治市議団長、③乾杯の声高らかに。               Youko_2

私は司会を務めました。

「国民健保険料を引き上げないで下さい」

上記タイトルで署名運動を始めます。                                          Penguins

米子市国民健康保険運営審議会は、2月3日、

23年度より国保料率を10%引き上げるという答申を米子市長に提出しました。

これを受け米子市は引き上げの条例案を3月議会に上程する予定です。

米子の国保加入世帯は22,000、その1/4の5500世帯に滞納があります。

年金生活者、失業者、不安定雇用の労働者、中小零細企業、農業など、

収入の少ない加入者に、国が国庫負担を引き下げた結果、高い料率がかぶさっています。

今度の引き上げは、所得割、人等割、平等割を引き上げるもので、

結果として実質11%以上の引き上げになる世帯もあります。

加入世帯の半分は年収200万円以下で、

税金や国保料を払えば生活保護基準を下回る生計費となります。

そこから医療費や家賃を払う訳ですが、

生活保護であれば医療費はかからず、家賃もいりません。

滞納が進み、医療から切り捨てられる人を増やします。

国保はすべての人に医療を保障する社会保障です。

その国保が人の命と健康を奪う制度となってはなりません。

署名や国保を考える運動に力を集中します。

★国保問題は、このblogの前項、志位和夫委員長の国会質問もご覧下さい。

「TPPと地域くらしを考える」

2011_0130_140841-CA390853昨日の午後は、鳥取県革新懇によるシンポジウム、                                     

「TPPと地域くらしを考える」が開かれました。

基調講演は鳥取大学教授の小林一氏。

TPPが昨年急浮上して来た背景、GATTやWTO、FTAやEPA(TPPはこのひとつの種類)などの国家間経済協定の特徴。

そして内閣官房の資料により、アジア太平洋の経済的枠組みをアメリカとともに主導権を持ちたい日本政府の意図。2011_0130_150217-CA390855

などなど話されましたが、経済協定については、私はやや不消化でした。

もっと世界経済や基礎経済学を学ぶ必要を感じました。

そして第2部は、小林教授のコーディネートで、

岩美町町長・榎本武利氏・・・集落営農もしているがこれ以上の規模の拡大は出来ない。高齢者が祖先から預かった土地を荒らさないと頑張っているのが今の農業。県内の会社も成長出来なくなる。都市部への流出が進む。強い力を持つ経済界にマスコミが加担している。これを打ち破ることがあれば頑張りたい。

鳥取県生活共同組合連合会専務理事・西尾勝実氏・・・生協連ははっきり反対ではなく、学習するという立場。総理が開国、開国と6月までに決めるといっているが、拙速に進めるのには反対。共同組合の共済や医療の国民皆保険が、市場原理で民間保険に変わるということも起る。共同組合はよりよい社会をつくる。地域を活性化すること、重大問題には積極的に係る。

大山乳業農業協同組合代表理事組合長・幅田信一郎氏・・・オーストラリアとのFTAはわが国の畜産に影響が大きい。畜産は生産調整が困難、一度減らすとすぐには戻せない。仔牛から育てて2年かかる。政府の試算によると、県内の酪農は半減、乳製品は全滅する。

JA鳥取県中央会専務理事・前坂英雄氏・・・革新懇の理念は私たちの理念とそう変わらない。昨年11月JAは今を「大転換期」と見て三つの目標を立てた。①安心安全な食料ー農業再生②地域再生③若者に引き継ぐための組織改革。(いま世界は)過度の市場原理が格差を広げ、1億9千万人の飢えている人を生んでいる。来年は国際共同組合年、格差の是正、農地を守り、農村環境を守る。

フロアから、労組、医療生協などからの発言も相次ぎ、                                     2011_0130_150358-CA390859

熱気にあふれ、連携してこの国の在り方を考えて行こうという思いを強くしたした。

江原勝さんをしのぶ会

元市議・県議で、民主商工会や医療生協の発足に力を尽くされた、                              2011_0130_114124-CA390845

日本共産党の大先輩、江原勝さんをしのぶ会が開かれました。

葬儀は昨年11月、たくさんの知人、親類縁者が参列し行われたのでしたが、

今日は活動をともにした仲間が、党の内外から集まり、

しばし江原勝という大きな存在を偲びました。

駅前区画整理での大きな闘い、数か月に3万枚のチラシを作って配ったとききました。               2011_0130_100532-CA390841

(「ように痩せたがな」と本人が言われたそうです。)

青春時代を江原さんの「福ちゃん食堂」で過ごし、

今も活動を続けている人々などから、エピソードの数々。

人間ダンプと言われた豪放な性格、言葉はきついが、後のケアもした人間味、

よく人の繋がりなどを記憶していて生きてる戸籍謄本のようだったという話しに、                  2011_0130_101125-CA390844

ああそうだったのか、と納得。

遅れて年を取ってから活動始めた私には、江原さんは大きな遠い人でした。

しかし選挙や集会で何度か出会ったときには、必ず声を掛けていただいた。

まるで旧知の仲のように親しい口調で、そして本当に私がどこの誰か分かってるんです。

そうか、戸籍謄本か、と納得。

人に対して無関心でいられない人だったんですね。

改めてご冥福をお祈りします。

写真の2番目、トップで思い出語る南さん。その後ろは勝さんの次男さんです。

「勝つっあんにそっくりになった!」という声が上がっていました。