「活動日記」カテゴリーアーカイブ

「島根原発の危険」ー「建国記念の日」に考える集い

今日は日本基督教団鳥取県西部地区と平和・民主・革新の日本をつくる会鳥取県西部の会の共催で、

「建国記念の日」に考える集いがありました。

島根弁護士会の高野孝治弁護士が「島根原発の危険」を語られました。                                      2012_0211_135150-KC460161

先ずドイツなどの他国が流している福島の放射能汚染の広がりの映像を何種類か写され、

その広がりは、20キロ30キロではない、

ほらこう流れて米子にも届いているよ、と示されました。

事故を絶えず起こし、使用済み核燃料の後始末すらどうしてよいかわかっていない、

原発がいかに人間の手に負えないものか、

また放射成物質は、政府や原子力安全委員会などが「ただちに危険はない」と繰り返して言うが、

体内被爆や、微量でも積み重なっていく占領の怖さ、

通常運転でも放射性物質を空気中にまき散らす危険、

などなど、原発がいかに危険かということを、

茶目っけたっぷりの口調で、しかし怒りを込めて話されました。

島根原発の事故の被害はまっすぐ米子に届く。

立地自治体はたっぷり交付金を貰っている。

何も貰っていないのに危険だけがまともに被さるのが米子、米子よ怒れ!

米子の人に期待していますと結ばれました。

「建国記念の日」と原発、どう係るんだと疑問を呈しておられましたが、

国家権力と国民の安全の問題として、共通するところがあるのではないでしょうか。

★写真は、日パ(今の王子製紙)山本喜一さんの裁判でお目に掛っていたころの感じと少しもかわらない高野先生。

「気持ちはとうに前から入っている」

こんなに生きにくい閉塞的な情勢を切り開きたいと、                      

そのために、大きな日本共産党をつくるために、

先週と今週2度、どうか日本共産党に入って下さい、

一緒に世の中変えましょうと、「入党のお誘い」をしました。

その時、期せずしてそのどちらからも聞いた言葉が、明るい表情で告げられた、

「気持ちはもうとうに前から入っている」でした。

それぞれの事情もあり、その場で入って頂くことはできませんでしたが、

これからもより強い良い繋がりを持って行こうと、

温かい気持ちになり、元気づけられました。

今夜の会議でそれを報告した支部長は嬉しそうでした。

★写真はわが家のモクノキです。2010_0104_115129-CA390080

東北・宮古に漁船を贈る計画が進行しています。

昨年の東日本大震災の大津波で、                                               fune-1

壊滅的な被害を受けた、宮古市の3つの漁港。

そのひとつの重茂(おもえ)漁協に3隻の養殖用の漁船を贈る計画が進行しています。

宮古は日本共産党中国ブロックが支援を担当し、ボランティアなどに入って来たまちです。

境港の水産業関係者の中から、漁船の提供をしたいという申し出があり、

それを受けて「宮古に船を贈る会」(代表・重村六郎さん、松尾好行さん)が出来ました。                                                      fune-2

提供された1トン(全長8m)の小型船3隻に船外機を取りつけたり整備する費用、                    

宮古までのトラックでの陸送などに合わせて100万円が必要です。

今月20日宮古に向け送り出す予定で、準備が始まっていますが、

この100万円の費用のカンパを呼び掛けます。

日本共産党もこの会の趣旨に賛同協力することを決めました。

日本共産党西部地区委員会、またはお近くの党支部、党員まで、

カンパをお寄せ下さい。

★写真はその小型船です。

PTA懇談会

4日土曜日、小・中学校PTAの役員さんと、校長、教頭、市議会議員の懇談会がありました。               2012_0130_093649-IMG_0217

十幾つの分散会に分かれひとグループ7~8人ずつの懇談は、

かなり細かな話しも出来る、大事な機会です。

4日の懇談はやはり給食に話題が集中しました。

中学校の給食実施はほとんど歓迎されていました。

中学校給食実施に際して自校方式をやめ、

センター2つと共同調理場3つからの配食にするというのが教育委員会の案です。

自校方式の良さを感じている方からは、

センターから運ばれる給食と、自校方式とでは暖かいものは暖かいうちにと改善されているが、

そうはいっても美味しさに差がある、とか、

調理の様子を見たり、漂う匂いに給食への期待を膨らませたり、調理員さんとの直の触れあいがあるとか、

学校行事に合わせ給食時間を決められるとか、自校方式の良さが語られました。

しかし、建設費やランニングコストの嵩むこと、そして全中学校での給食実施の足を引っ張ってはいけないという思いから、

どうしても自校方式を残してほしいとはいえない、と保護者さんたち。

桁違いに費用が嵩む訳ではないのだから、

良いとわかっている自行方式を残し、広げる方策を考えてほしいと改めて思いました。

★写真は水鳥公園の鴨です。

「ホールの存続問題なら米子」

「米子は立派にホールを存続させた」と、今治市の市当局が言われたのだそうです。               publichall_gaikan-s

今治に聞いたと、徳島市から加戸悟市議(日本共産党)がお見えになりました。

徳島文化センターのキャパ1,100席のホールが存続の危機ということで。

米子より5年後に建設されたホールですが、中心市街地の活性化のためと、

今のホールは潰し、中心市街地の再開発の土地に新建設すると現市長。

徳島は3月に市長選挙が迫っていて、その最大争点がホール問題になりそうだと。

市民は市長の再開発に反発が強まっているとか。

古いホールを改築耐震化で延命させ頑張っている経験を学びたいと来られました。

市民の力でと聞き、市民団体の人と会いたいと言われたので、

「米子市公会堂の存続と早期改修を求める市民会議」の小谷幸久代表においでいただきました。

市民の5万筆に迫る署名活動がひと月余りの動きと聞き、

「すごい!どうしてそんな広がりをつくれるのですか」と加戸氏。

米子の公会堂建設時の1日1円募金運動、改築への市民参加、文化ホール建設への参加、コンベンション建設の働きかけなど、

文化協議会に参加する団体を中心にした文化運動の歴史を語る小谷先生のよこで、

そうだった、ああだった、と振り返り再確認しました。

米子ってなかなかたいした街なんだと。

島根原発2号機で異常事態

27日、定期点検で停止した島根原発2号機で、その日の夜7時30分異常が発生しました。

今日開かれた米子市議会「総務企画委員会」でその報告がされました。

点検のため停止した原子炉内の中性子の監視をする中性子源領域計装4台が全て動作不能に陥ったといいます。

2台以上が動作しなければならないと定められ、それを下回ったら逸脱です。

「運転上の制限の逸脱」というのですが、解りやすく言えば異常事態。

そのような事態では、「1時間以内に制御棒を全挿入する、及び制御棒の引き抜き操作を行ってはならない」

つまり緊急停止するべき事態ということです。

幸い停止中で、冷温停止の状態、前制御棒が挿入され操作出来ないようスウィッチにカバーが掛けられていること、

中間領域計装という別のモニターで計った中性子の様子に異常がないことなどが、

「現場確認」に入った米子市の職員に示され説明されました。

28日から29日にかけて作業し、故障の4台の中性子源領域(起動)計装は新しく取り換えられました。

放射線を帯びた故障した4台については、原因究明も不可能だということです。

改めて、原発という人間が制御出来ないものを使うことの怖さを感じました。

環境学習会

今日は元参院議員の岩佐恵美さんを迎えた「環境学習会」でした。              2012_0129_133202-IMG_0207

地元紙の報道でご存じかと思いますが、

淀江町小波に産業廃棄物の最終処分場をつくる話が進行しています。

そのため、そもそもゴミの問題をどう考えたらよいのか、

産業廃棄物の最終処分場とはどんなものか、

この地域の環境にどのような影響があるのか、

鳥取県がその産廃処分場に30億円もの多額の税金を投入する必要があるのか、

などなど、これまでよく解らないと思っていたゴミ問題をすっきり整理できました。             2012_0129_134243-IMG_0213

環境省が今では「産廃は再生利用は進んでいるが、排出量の減らし方が足りない。」といっているという、

産廃の現状。

鳥取県は産廃のリサイクル率は75.5%と高いこと(全国平均は52%)。
産廃がなければ企業が誘致出来ないと平井知事はいうが、
産廃がないからリサイクルに努める、よい企業を育てていること。
公の関与で立派な処理場をつくるのは、排出者の責任(生産者責任)を投げ捨てさせ、行儀の悪い企業をつくることだ、
などなど、なるほどというお話でした。
原発もですが、ゴミも、あと後のことまでよく考えねばならない、
地球の将来にかかわる問題です。
★写真は上から、経過を報告し岩佐恵美さんを紹介する錦織県議、そして熱を込めて話された岩佐恵美元参院議員です。

中国地方のすべての原発がとまる

いよいよ明日島根原発2号機が点検のための休止に入ります。                          2011_0910_122313-KC460060

今夜もう緩やかに止めるための動きに入る(入っている?)ようです。

いよいよ中国地方のすべての原発がとまるのです。

そして全国でも稼働しているのは残り3基となり、5月には全て停まります。

02月20日****関西電力・高浜3号機
04月08日****東京電力・柏崎刈羽6号機
05月06日****北海道電力・泊3号機

ここらは「SADAOKA.NET」 http://www.sadaoka.net/index.php (境港市議会議員定岡敏行のblog)

で詳しくご覧下さい。

私は夜眠る前に0時過ぎのNHKのラジオ放送をよく聞きますが、

このところしょっちゅう「27日に島根原発2号機がとまり・・・」とこのニュースを伝え、

必ずその後に「電力不足が懸念されます。」と付け加えられます。

違うでしょう!!昨年の中電の電力供給の内、原発によるものは、わずか8%。

そして中電自身ががつねに12、13%の余裕を持っているといっています。

あの猛暑の昨夏も、おとどし「点検漏れ」騒ぎの原子力保安院の長い検査休止中も、

ひとつも心配なく、よその電力会社に融通してあげられるほど余裕があったではないですか。

中電は心配ないんです。そして他の地方でもさして電力不足の話は聞きません。

ところで東電が電気料金をあげると言ってますよね。

その上げ幅を抑えるのに公的資金を投入すると政府が応えています。

公的資金だって国民の税金です。

これまで電力会社と国が一体となって原発行政を推進してきたのですが、

これから先もまだ、同じようにやっていこうというのでしょうか。

今年も政府は4200億円の原発推進費を予算にあげています。

それは自然エネルギーの開発費にあてるべきでしょう。

★写真は手前島根原発3号機(建設中)。向こうに1,2号機も。

「平和・民主・住みよい米子をつくる会」結成

米子市の革新懇が今日結成され総会を開きました。                                   2012_0122_135244-IMG_0196

民主は駄目だったが自民にも帰れない、どうしたらいいんだという国民の模索の深まる現在、

平和で民主的で、国民の暮らしを第一に大事にする社会を求める、

広範な人々との連帯をつくって前進する、この運動こそ大きく広げたい。

自分は革新ではない、保守だと名乗る人も、日本の政治を変えるためにと入られます。

広げつつ、ひとつ、もうひとつと変化をつくり出したいと思いました。

★写真は、上から来賓の鳥取県革新懇の草刈さん、総会のあと講演する浜田章作さんと会場の様子です。 2012_0122_145031-IMG_0201                                                         2012_0122_144946-IMG_0200

給食申し込み制度が撤回された!

今日の経済教育常任委員会で、                                             2011_0310_171248-CA390059

学校給食の申し込み制度の導入が撤回されました。

12月議会の「安全協定」問題の全協を傍聴に来られた市民が、

「何、あれどういうこと!?」と共産党議員団の控え室に駆け込んで来られたのですが、

それは「安全協定」でなく、その日地元紙に報道された「学校給食申し込み制度」のことでした。

学校給食は「食育」として義務教育の一環です。

申し込み契約で債務債権を明確にして、滞納の給食費を取り立てるための導入でしたが、

子どもへの影響、給食費を払おうにも払えない保護者などへの教育的な配慮をさておき、

徴収第一のやり方に市民は驚き怒って、教育委員会に2度の申し入れをされました。

岡村英治議員は12月議会で質問、そして経済教育常任委員会でもこの導入をやめるようにと奮闘しました。

一般の給食費をきちんと払っておられる保護者からも抗議の声があがったといいます。

「学校給食運営審議会」での論議すらなく実施に移されたこの制度は、

やはり拙速な勇み足だったということでしょう。

給食の滞納問題が学校現場や教職員の負担となっているとは聞いていますが、

(しかし98%の保護者はきちんと払っておられると今日の教育委員会の発言にもありました。)

なにより子どもや家庭にとってどうなのか、教育的観点から考えていただきたいものです。

★写真は島根県立美術館、彫刻は確かロダン。