「活動日記」カテゴリーアーカイブ

山田兼三さんのこと

25日投開票された兵庫県作用町長選挙で、

日本共産党も入っている「明るい佐用町をつくる会」の推した山田兼三さん(旧南光町

長)は、残念ながら当選を果たせませんでした。

現町長、庵逧(あんざこ)氏が当選。

今回の水害の時の対応で非難の声の高かった庵逧氏ですが、かくも現職は強いのか。

あれだけ町内を隈なく歩き、町民の声を聞き、水害からの復興に飛び回った山田さんに、

期待する町民の思いは強いと感じたのですが、「どうして~?」と聞きたい。

歴史は真っ直ぐには進まないのだと痛感しました。

 

今、大津で「市町村議員研修会」に参加しています。

明日は、その研修会について報告します。

南久仁さんを偲ぶ会

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今日の午後、「南久仁さんを偲ぶ会」が開かれました。

南さんは戦後初めて女性に参政権が出来た時に、

鳥取県議会議員候補として日本共産党から立候補し(この時27才)、

落選はしたものの、青春の炎を燃やしたことが、

その後の生き方に繋がったと語られています。

その後女性運動を県内に起こし、米子の「新日本婦人の会」をつくった人です。

私たち活動する女性の母のような存在でした。

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その優しさ、凛とした意志の強さ、ユーモアに溢れた楽天性、

「たまや」の女主人として女性企業家の草分け、

文章も書き、絵も描く才気溢れた人、

自分で水着も作ってしまうおしゃれ名人、などなど、語れど語り尽くせないほど。

2時間はあっという間にすぎました。

 

私と南さんとのご縁はつい近年で、

市議補欠選挙で商店街のたくさんの店に挨拶に連れて行って下さったこと。

「大丈夫よ。自信を持ってやりなさい。」「原稿持たずに演説するようにしなさいね。」

などなど、あの優しい口調で励まして頂きました。

衆院選の最中で亡くなられたと聞きましたが、未だかって現実味がありません。

どこかにいる、南さんに、「頑張るよ~」と呼びかけています。

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●最後にお礼の挨拶をされる夫の南博氏

 

 

 

 

 

 

 

さてblog書き込みつつ、安来市議会議員選挙、そして佐用町長選挙の結果を待っています。どうか届きますように。

暖流の町から帰りました。

cb178cbccc3c69d4cb12ca39b0e39caa暖流の流れる外房・安房勝浦(あわかつうら)より帰りました。

 

●崖の上の神社から海際の縁取りのような狭い町勝浦を見る。(空と海はこの写真では境が分からない)

 

 

この度の視察、内房・君津市の久留里(くるり)という新名水100選に選ばれた湧水の山里に、

5年まえに造られた巨大な産業廃棄物最終処分場(つまり埋めるということ)が、

なんと言っても印象強く残った。

 

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●もう半分近くが埋め立てられた君津環境整備センター(産廃処分場)の様子。青い車は圧力で表面を平らにしている。この埋め立て容量は107万リューべ。

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●この掘り下げられた埋め立て地の底と壁に貼られる7層の遮水シート。

●久留里に下りて名水を味わう、松本松子議員と岡村英治議員です。

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●勝浦の朝市の松子さん。

 

 

 

 

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●様々に並んだ商品。

 

 

 

そして、二つ目は安房・勝浦。小さい町(人口2万1千人)ながら活気のある姿。

しかし、観光ならよくても、住むには悩みが深いこと。

高齢化率の高いことと、海際の狭い土地と山へ分け入る土地の特殊性から、

赤字で廃止になった、あるいはなりそうなバス路線の支援をし、

コミュ二テイバスに取り組まざるを得ず、なかなか効率あがらず悩みながらの取り組み、

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 ●夜の勝浦港。あおり烏賊を釣る人が数名。

 

 

 

 

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●私たちの宿は江戸時代から続く有形文化財。慎ましやかな宿ですが。

 

 

そしてまた観光と農漁業を生かすべく、

棚田の生きる米造りの町であることから棚田千灯(棚田に松明ともす秋祭り)、

歴史の古い自社仏閣などを生かすイベント(神社の石段59段に飾るBig雛まつり)、

マグロ・フェステイバル、400年続く朝市(水曜以外の毎日)など取り組み、

国際武道大学を誘致し、若い住民を増やす取り組み、などなど意欲的に取り組む。

それでも、仕事がなくて、若い世代がもう少し東京・千葉市よりの外の町へ出て行くので人口減少。

 

夜になれば外を歩く人もいない木更津駅前に比べ、

夜にも明々と街灯ともり、港には釣りをする人のある勝浦、朝6時から朝市にそぞろ歩く、

活気ある勝浦に、好感抱いただけに悩ましい。

農業・漁業など食を守る産業をもっと大事にする国にしなくてはいけませんね。

 

この視察でお世話になった、柏市、君津市、議員さんたち、勝浦児安議員、本当に

有難うございました。

●久留里はハイキングコースでも訪れる人の多いところ。列車をおりたら遠足の子供らに出会った。

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千葉です、房総半島の木更津にいます。

会派(日本共産党米子市議団)の視察で千葉県に来ています。

柏レイソルズの柏市で、産業振興条例とコミュニテイバスについて視察し、

その後柏市の共産党市議4人の内の3人にお会いし、懇談しました。

コミュニテイバスなどのほかに、国保や介護保険などについても聞き、

(なんと介護保険料は16段階です!)、

「生活保護の手引き」という市民への丁寧な生活保護の案内も頂き、

収穫いっぱい。

そして宿泊地の木更津へ移動。

明日の君津産業廃棄物最終処分場の視察に先立ち、

君津市の共産党市議会議員三浦みちおさんとお会いしました。

たくさんの資料を携えてこられ、20年に及ぶ産廃処分場反対運動を熱く語られ、

大変感激しました。

詳しいお話はおいおいするとして、そんなことで、

視察の一日目が終わりました。

「木更津甚句」「しょう誠寺の狸囃子」「切られの与三」などで、何か懐かしい、

木更津、人口12万、夜はめっきり静かな街です。

決算委員会の現地視察

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今日は決算委員会の現地視察。午前中のみ参加。

市内大崎の2カ所と上和田の20年度に出来た道路、

皆生漁港の北堤防の延長、クリーンセンターの溶融スラグのストックヤードを

担当課の皆さんの説明を受けながら、視察しました。

上の写真は皆生漁港の北堤防、白い部分の工事が20年度に行われました。

風除けと港内の砂の堆積を防ぐためといいます。

堤防1メートル当たり工事費1000万円位。

クリーンセンターでは燃やした廃棄物の残渣の7割を、水冷して溶融スラグとし、

路盤材として再利用(一般の会社が購入して使用)しています。

あと3割の不適物(金属など)・ダストは埋め立てられます。

このスラグの貯蓄と検査のためにストックヤードが使われます。

19年度に生産したスラグは、まだヤードがないため、全て埋め立てたそうです。

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午後は米子市社会福祉大会。地域の福祉に貢献した人々が表彰されました。

また鳥大講師、竹川俊夫氏の

「住民パワーでつくろう米子の地域福祉」という講演会もありました。

上の写真は被表彰者の代表で挨拶をされる、福井徳明氏(成美地区社会福祉協議会)。

さて、明日から視察で千葉県へ出掛けます。

blog書き込めないかも知れません。

吉川春子さんの従軍慰安婦の話

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『日本軍「慰安婦」を考えるつどい』が今日、境港市民会館であり、参加しました。(新日本婦人の会と治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟婦人部の主催でした。)

女性として、戦争を無くしたい人間として、

「従軍慰安婦」の問題は避けて通れないと思いつつ、

これまでは傍らにおいてあった問題です。

日本政府は従軍慰安婦が国によって将兵のために組織的に作られたものであることを、

1993年の河野官房長官談話までは否認してきました。

そして国としての謝罪や補償はいまだかってされていません。

今日の講師、元参議院議員(日本共産党)の吉川春子さんは、

国会では野党3党の女性議員で「従軍慰安婦問題解決促進法」に取り組んだり、

議員を引かれた後も、この問題だけは解決までは、と17年間取り組んで来られました。

日本の女性が近年まで、貧しさから親兄弟を救うため口減らしのために身売りをした事、

南方に渡った「からゆきさん」や、アメリカへ行った「あめゆきさん」は知っていました。

しかし、従軍慰安婦とされたのは侵略した国のアジアの女性だけと思い込んでいました。

この件で質問すると、吉川さんの答えに曰く、

「2005年まで日本には親が子どもを売ることを禁じる法律はなかったんですよ。」

日本の女性差別、人権の問題の根の深さをぐっと突きつけられ、

衝撃を受けた私です。

地方でも、市議会で従軍慰安婦問題解決促進法についての決議を上げるところが

出て来ており、ぜひ取り組んで欲しいという話しでした。

吉川春子さん、数年前確か自治労連大会で、挨拶をされた時の印象が鮮明で、

知的で落ち着いた粘り強い感じの方だなあと、

機会あればもっとお話聞いてみたいと思っていました。 

念願叶い、思った通りの方で、嬉しい出会いでした。

 

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★間にくつろぎタイムをはさみ、車座で、話したり、歌ったりしました。

第15回 西部労連定期大会

今日は西部労連の定期大会。 97175d6131022c8dd2495470729de17c

昨年は労連の役員として準備開催した大会に、今年は日本共産党西部地区委員会を代表して、来賓としての参加でした。

西部労連を構成しているのは、十幾つかの労組と年金者組合で、

勢力としてはまだまだ小さいけれど、

毎年「春闘討論集会」として労働問題討論集会、自治体と雇用や社会保障などの問題で

懇談する「自治体キャラバン」など取り組んでいます。

この不況下で雇用問題の相談も、次々「西部労働相談センター」で受けて相談にのっています。

そして夏に相談が一時途絶えたことから、今休村状態の「西部相談村」(鳥取県西部版派遣村)の構成団体でもあります。相談村で受けたやく50件の相談は、どれもギリギリのところへ追い込まれた、のっぴきならないものだったそうです。

新政権の誕生で、私たちの要求実現のチャンスが広がっていますが、

新政権が要求を実現してくれるためには、まだ大きな働きかけが必要。

昨年からの雇用の問題、派遣切り、期間社員切りのあとの失業給付の切れるこの秋、

いよいよ深刻な事態が進行しそう。

これから要求実現の運動を強める時、だれもが生き生き働ける社会を実現するための頑張り時だと、相談村も再開することになるだろうと、

それぞれの状況、活動について、盛んに意見の出る中、

今年度の方針を決め、新役員を決めて閉会。

まだ名残の中で、ふたり三人と、あれこれ語りながら帰途につきました。

映画「いのちの山河」

 

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岩手県・沢内村(現在の西和賀町)は昭和30年当時無医村で、

村の人々が医者に罹るのは、

死亡して死亡診断書を書いて貰う時だけだった、と言う。

「豪雪・多病・貧困」を解決するのが、昭和32年にこの村の村長になった、

深沢晨雄(ふかさわ・まさお)氏の課題だった。

老人医療を無料(窓口負担分)にし、

乳幼児の医療も無料にして、

昭和35年には日本初の乳児死亡率”ゼロ”を達成。

「生命行政」を実現して行く。

現代の貧困と格差の中で、次々と「手遅れ死」の起こっている今、

この映画は昔の話しではない。

憲法25条を、生存権を、私たちの時代に、私たちのものに取り返そう。

 

    「いのちの山河」 日本の青空Ⅱ(大澤豊監督作品) 

      11月29日(日)  米子市公会堂 大ホール

    上映時間 ①10:30  ②14:00  ③18:00

    前売料金 大人 1000円(当日1300円)

           高校生以下は、無料(整理券が必要)です。

  ★お問い合わせは  0859ー35ー5123(米子医療生協・福嶋)まで

佐用町へ

兵庫県佐用町で、町長選を闘っておられるca71c8767682f82b5ffc22ed5cd76a91

山田兼三さんの応援に行ってきました。

旧南光町(現在は佐用町)で30年間民主的な町政を続けてきた、

南光町から全国発信の、「8020運動」(80歳まで自分の歯20本残す)や、

お年寄りを自宅から病院の往復、門口から門口まで送る町の福祉配車サービス「ひまわりサービス」などの産みの親、山田兼三さんです。

4年前の、佐用町、上月町、南光町、三日月町4町合併にともなう町長選挙で、

一番大きな町の佐用町長だった人が当選、山田さんはまさかの落選でした。

今度こその奮闘中です。

4月の米子市議補選では、4日も応援にきて頂いたので、お返しでもあり、

佐用は私の妹の住む町、実父の故郷でもあり、ということで。

 

午前中は、対立候補の住んでいる地域への「マニフェスト」配り。

地元の人は入りにくい、動きにくい地域に、かえって他所者のほうがやり易いだろうと。

しかし聞いていた程の固さはなく、結構話しも出来て、柔らかい雰囲気。

佐用は8月の水害の惨禍生々しく、死者20人も出ただけに、

本当に力になってくれる町政を切実に求めていると感じました。

 

今度こそ、住民との懇談を重ね、住民に親切丁寧な、山田町政の復活を!

ポニョの「鞆の浦」

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「崖の上のポニョ」の舞台「鞆の浦」の、

鞆港埋め立て・架橋計画の免許差し止めの判決が、

広島地裁で出されました。

「鞆の浦の問題だけでなく、今後の日本をどのようにしていくかを決める判決だ」と、

「ポニョ」の宮崎駿監督は語っています。

「公共事業への幻想を振り回すのはもうやめたほうがいい」とも。

国の交付金がつけば、何でもどんどん進んだほうが特だ、みたいな日本のこれまでの

開発優先の考え方を切り替える時期が、やっと到来しているのでしょうか。

ダムの中止についても、いろいろに意見が出ていますが、

これまでは公共事業について自由に住民が話し込める場はなかなか作られなかった。

「振り回されるのはご免だ」という、住民からの反発、抵抗の強さは、だから当然とも言える。

日本のこれから、幸せに生きるためになにが必要か、何に税金を使うべきか。

「見直し」どんどん進むといいですね。

もちろん住民参加で。

 

そんな時期に「中海架橋建設促進」なんてね、いったい何考えてるんだろう。

やはり時代遅れですよね。

●写真は「鞆の浦」支援の会のHPよりいただきました。