「残してきた風景」ー元戦犯15名が記した中国侵略の真実

松江市に住む友人から封書が届きました。

演劇を通し戦争体験を次の世代へ伝えていくという活動を、長年重ねて来られた人です。

さて、公演か?と思って開くと手紙とこのチラシ。

山陰中国帰還者連絡会<山陰中帰連>という、

第二次世界大戦において中国で多くの人々を危めた本日本兵が、

もう二度と銃を持って他国に踏み込んではならず、

人が人を危めることを繰り返してはならないと、

中国で鬼と化した自らの罪行を認め、語り伝えるために創設されたそうです。

この山陰中帰連を受け継ぐ「あさがおの会」に私の友は参加されています。

元日本兵15名が撫順(ぶじゅん)の戦犯管理所で、中国の政策で手厚い保護のもとで暮らし、

鬼から良心ある人間に戻ることができた、その管理所の生活の中で、

15名が共同で執筆した「第三十九師団罪行慨史」が、この度再編集して出版されました。

この一冊を手元において下さいと書かれていました。

いま安倍政権が秘密保護法までつくって、「戦争する国」へと日本を引き込もうとしている時、

ぜひとも読みたい勧めたい本です。

出版される11月30日までに、希望をまとめて注文する予定です。

この本については、つぎのところにお問い合わせください。

山陰中帰連を受け継ぐあさがおの会(080-8240-5764西村さま)

また出版記念の会も催されます。

11月30日(土) いきいきプラザ島根401研修室

元戦犯 難波靖直氏のお話/あさがお物語の朗読

(入場無料)

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秘密保護法、なんとしても阻止したいと署名活動

今日は経営が変わって新規開店したやよいデパートの前

えるもーる街で、「秘密保護法を成立させてはいけない」と、街頭宣伝と署名活動をしました。

「新婦人」、「民主・平和・住みよい米子をつくる会」、「国賠同盟」、「日本共産党」などの団体から13名が参加。

お昼前の1時間に100筆を超える署名があつまりました。

国が、外交、軍事、防衛、安全などに係る多方面の事柄を「特定秘密」として、

それを調査したり公表すること、また論じることを禁じます。

マスコミ人がこれは重要な問題だと調査報道したら、懲役10年の重罰。

一般市民もそれを調べたり論じたりすれば罪に問われます。

原発も、テロ対策などを理由に、秘密の対象になるといっています。

何が秘密なのかも秘密ですから、そして行政機関の長が何を秘密とするかを決めるのですから、                           

安倍内閣に都合の悪いことを追及しようとすれば、この法に抵触するでしょう。

日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員が、この法案の検討内容の資料を求めたところ、

出てきたのは、真っ黒に塗り潰された資料でした。

何を検討しているかすら秘密、国会審議すら出来ない、国民に内緒で進める、

まったく暗黒の法案、国民の知る権利や考える自由を侵すものです。

安倍政権が進めようとする集団的自衛権の行使などアメリカとともに「戦争をする国」、

国が権力で国民を縛り、情報を統制する戦前のような国にしようとするものです。

この法案の成立はなんとしてもくい止めなければなりません。

来年6月の米子市議選予定候補として、昨日記者発表した、

坂口亮(さかぐち・りょう)さんもマイクを握って訴えました。

まだまだ知られていないこの法案の危険を訴えるため、

来週も宣伝・署名行動をします。

 

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原子力防災・住民避難訓練―河崎の自治会などの住民が参加されました

今日は住民参加の原子力防災・住民避難訓練が行われ、

米子市河崎の住民、そして境港の中浜、余子などの住民、

そして県と両市、消防学校、自衛隊など25の機関から640人の参加でした。

河崎では、公民館と河崎小学校体育館の一時避難所に人々が徒歩で集合。

バス4台と臨時列車でスクリーニング会場の県消防学校体育館まで移動しました。

私はこういう避難訓練のときは要援護者の避難体制が気になるので、

体育館横から自衛隊員に介助されながら、自衛隊の車両に乗り込まれるのを見送り、

また消防学校に着かれたのも迎えました。

元気な方が要援護者を演じておられるので、あまり問題もなく進んでいましたが、                             

自衛隊車両のステップが高くて乗りにくかったり、

要援護者のスクリーニング会場での居場所(待機所)が2階で階段昇降だったり、

このあたりは普段の訓練から実際に備えて万全にして貰いたいものだと思いました。

避難訓練に協力し、移動の車両内でヨウ素剤の服用などを指導された薬剤師さんの話では、

「4時間以内に服用しなければ効果のないヨウ素剤は、移動の車両では間に合わないこともありそう。

一番影響の出る子どもの施設、幼稚園、保育園、小学校、中学校などに備え、

即服用する体制をとるのがいいのではないか。」と、いわれました。

「あってはいけないけど、いざという時の備えがいるから」と、自治会役員さん。

よく降る雨の中、訓練なので笑顔もありながら真剣な表情の参加者でした。

★写真は、自衛隊車両に乗りこまれる要援護者役の方、横4列に並んで被曝のチェックを受ける参加者ー現実に、こんな光景を見たくはありませんね。

 

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視察から帰りました

「保育所の待機児ゼロ」で話題になった横浜市に、子育て支援の取り組みを聞きました。         

「実際には横浜保育室(0~2才児の市独自認定の保育室)、家庭的保育事業(保育ママ)や一時預かり、

事業所内保育などの、保育所入所保留児童が1,746人あって、

実質待機児はゼロではない、これで良しという訳ではないんです。」という保育対策課長さん。

現行の国の保育制度のなかで、問題は数々あるけれど、

会社経営者でもある女性市長が、女性の働く条件には保育所整備という考えから、

保育所を2010~2012年度の3年間で144か所(定員1万人以上)を作ったり(公立ゼロですが)、

保育士の給与改善をしたり、保育料軽減助成をしたり、積極的な施策を進めておられます。

松本市の健康寿命の取り組みは市の総合計画の中心で「健康寿命延伸年・松本」を宣言。

もともと医師である現市長が、トップダウンで、

「国や県はあとからついて来る」とばかりに、全国に先駆けて市独自の施策を進めてきたのだそうです。                

(なんと松本市は議会を代表して挨拶された方も、説明された政策部政策課長も、健康福祉部健康づくり課長も、全員女性でした。)

東京大田区では税金・保険料の収納の取り組みを聞きました。

納税者の4割が利用のコンビニ収納について、

最初は20代、30代の収納率を上げるために取り組んだところ、

コンビニの数が増えるにつれ、どの年齢層でもコンビニ収納が増え続けているそうです。                       

ほかにも口座振替、クレジット収納、モバイルレジ収納と、たくさんの試みがあり、

また夜間と土曜の納付相談窓口を設ける、業者に委託しての納付案内など、

納付方法を多様化し、利便性の向上も図って成果をあげているとのことでした。

3日間のうち、中の日が長野県松本市で移動時間の長い視察でしたが、

松本市周辺、信濃路の紅葉は美しく、期せずして「紅葉狩り」を堪能しました。

★写真は横浜市役所前の私、松本城(国宝)―視察後、市役所の近くのお城に、天守閣の矢を射るための窓から見た紅葉、天守閣から見下ろした紅葉、大田区議会視察風景です。

 

 

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明日から米子市議会市民福祉常任委員会の視察です

6日は横浜市で「保育所の待機児ゼロの取り組みについて」、

7日松本市で「健康寿命の取り組みについて」

8日は東京都大田区で「収納環境の整備について」です。

しばらくblogはお休みになりそうです。

★写真は米子市に「24年度予算要望」を出そうと検討中の市議団。

後1回(合計5回)のうち合わせで完成。22日に市長に提出します。

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憲法や人権ーそして「秘密保護法」を考える連休でした

2日は鳥取県人権連の講演会「憲法と一人ひとりが輝く地域づくり」(岡山大・名誉教授小畑隆資さん)         

3日は憲法会議の「日本国憲法をどのように守り活かすか―若手弁護士と一緒に考えよう」(高橋真一弁護士)と、

憲法・人権を考える連休となりましたが、

どちらの講演会でも「秘密保護法」が熱い話題となりました。

今国会に安倍政権が提出、成立を狙うこの法案、憲法そのものではないが、憲法には反した内容です。

この秘密保護法案ですが、戦前の治安維持法のような法案ということで、

歴史学者、刑法学者、日弁連などから、反対声明が出ています。

国の防衛・軍事・外交についての「秘密」(40万項目の及ぶとNHKニュースの報道)を、

調査、報道したり、それを話題にすると逮捕される。

何が「秘密」かは秘密で、行政機関の長が何を秘密とするか決めるということなので、                  

理由がよくわからないままに逮捕されるということです。

報道人は調査報道で10年の懲役という重罰。市民も懲役5年。

何が「秘密」かは秘密で、行政機関の長が何を秘密とするか決めるということ。

裁判になっても、罪の核心「秘密」については公開の場では審議できないという。

まさに国民の手足を縛り、眼と耳、口をふさぐ、暗黒の法案です。

日本国憲法の主権在民や基本的人権を侵すものです。

3日午前中には、市議団3人で市内3か所で「秘密保護法反対」の緊急宣伝もしました。

こんな法案の成立を許す訳にはいきません。                                              

★写真は上から、小畑隆資・岡大名誉教授(手を振って歩きまわる熱弁です。やっと焦点あった1枚)、高橋真一弁護士、街宣の私です。

 

 
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矛盾だらけの「新規制基準」

昨日は24年度の決算認定のための臨時議会があり、

その午後は全員協議会に規制庁による「新規制基準」の説明がありました。

24年度決算に対して私たち共産党の市議団は、

小規模修繕工事希望者登録制度、就学援助、同和行政など、

いくつかの事業について認定出来ないと反対しましたが、

反対は私たち3人のみで、認定されました。

*(詳しくは岡村英治議員のblogでご覧下さい。)

 

「新規制基準」ついては、聞けば聞くほど矛盾だらけ。

福島の原発事故の教訓を生かし、原発・津波に対する基準を厳格にしたといいながら、

地震・津波の基準は福島原発事故を踏襲していたり、

活断層については、地表に露頭しているものだけを、立地不可と排除する対象とするとか。

これまでの基準にはなかったシビアアクシデント対策を取ったといいながら、

炉心溶融を防ぐためのフィルター・ベントや超高熱となった炉心を冷やす作業については、電力会社の訓練努力に任せたり、

格納容器が爆発した場合、強力な放水車によりプルームの放射性物質を叩き落とす、としながら、

その落とした汚染水の処理は、シビアアクシデントは起こさない、という想定であるから考えていないという、まったく矛盾だらけの答弁です。

また原発それぞれに機種条件が違うからと、

審査の手順書の作成も検査作業もその原発を持つ電力会社に任せるといいます。

また大事なことのひとつは、「立地審査指針」という「もしかの事故のときには最寄りの人家の被曝量が100ミリシーベルト以下」という立地条件をなくしたことです。

福島事故に学び「小さな基準」は意味がないとなくしたと言い、替わりの厳格な基準は設けられていません。

それで「世界一安全とは言わないが、福島原発事故を踏まえた厳格な基準」とは、

全く危機感のない不安な「新規制基準」です。

再稼働をさせんがための新基準といわれるのは当然です。

★写真は福島のfacebook仲間の投稿から頂いた、人家の除染作業の様子です。

放水により空中、周辺人家にまき散らされる放射性物質には、

必要な気配りがされているようには思えません。

 

 

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TPP,医療と介護 暮らしはどうなるー保険医協会事務局長・小田島耕郎さんの講演

平和・民主・住みよい米子をつくる会の講演会でした。

守秘義務により交渉内容も過程も明らかにされずに進むTPP。

自民党が聖域として守ると決議した5品目も、

関税撤廃を免れないのではないか、という風向き。

小田島さんは「TPPはアメリカの多国籍企業がいかに新自由主義の枠組みを広げるか」ということ。

アメリカで15%もある無保険者は医療に罹らず我慢して年間1万8千人が死んでゆき、

民間保険をかけねば医療にはかかれない、掛けていても高額の治療で破産する、                

民間保険会社はいかにして給付を外すか、給付を抑制した医師にはボーナスが出る、などのアメリカ医療の現状、

TPP参加でアメリカは日本でも同じやり方をするために邪魔なものは排除する。

企業が企業活動の妨害だと国を訴えることが出来る、などなど。

沢山の資料をもとに話されました。

企業優先の行き着く先がアメリカの現状、それを他国とくに日本に広げようとするのがTPPです。

農業や食糧でも同じやり方なんですね。

日本という国のあり方を変えるという言われる訳です。

こんな事実、もっと皆に知らせねばならないと、強く思いました。

 

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兵庫県・佐用町長選挙―山田兼三候補の応援に

ご無沙汰ごめんなさい。

日曜20日の夕に山を越え、兵庫県佐用町へ。

佐用は妹の住む町、そして父の故郷です。その町で、

今日22日告示27日投票で、町長選挙の火ぶたが切られました。

旧南光町長の山田兼三(やまだけんぞう)氏と現職庵逧典章(あんざこのりあき)氏の一騎討ちとなりました。

山田兼三さんは共産党員として初めて町長となり、

7期25年南光町長として全国に名を知られた方です。

「80才まで自分の歯を20本残す」という歯科予防の「8020運動」、

休耕田にひまわりを育てるひまわりの里、

お年寄りを自宅から病院へ、玄関から玄関に送り迎えする「ひまわりサービス」などを始め、

資源に恵まれてはいない貧しい町を一躍有名にした人です。

8年前の4町合併により出来た新・佐用町長選挙に2度挑みましたが叶わず、

いづれも旧佐用町長で現職の庵逧氏が当選となり、今回が3度目の挑戦です。

「あれもこれもやると言うが、合併のとき南光が一番借金が多かった」など相手候補はいいますが、

本当は合併時4町でもっとも借金が少なかったそうです。

「そろそろ変わって貰ろてもええんじゃなかろか」と言う声が広がっています。

3度目今度こその力が入ります。

私の選挙のときには応援に来て頂いていますので、

こころばかりの恩返しです。                                                                           

★写真は山田兼三さん、佐用町の里山の秋の風景、飛龍の滝(上月町の滝谷)、そして

facebook友達の笹野真由美さんと初めて出会い、妹と3人でうれしく記念撮影。

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9月議会報告「明るい米子」

日本共産党米子市議団の9月議会報告「明るい米子」が出来上がりました。表面は、マイナンバー制度の関連予算、TPP 自民党の公約破り許せない!、年金2.5%削減中止を求める陳情―などの記事。裏面に市議団3議員の一般質問を紹介しています。

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お年寄りも子どもも安心して暮らせるわがまちを