無名塾「炎の人」

市民劇場の例会で、無名塾公演「炎の人」を見た。                          pic_feature_02_02

「炎の人」は画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いたもの。

ゴッホは中学生の時、美術の教科書で「麦畑」という作品を見て以来、

大好きな画家です。

「麦畑」はアルルの太陽の下、風にざわめく広大な麦畑と何羽かのヒバリが描かれた作品。

風の音と、ヒバリの声、そして麦の匂いの感じられるその絵に見入った記憶がある。

そして同時期にみた西洋映画「炎の人」のひまわり畑の色。

そして30年程前にみた劇団民芸の滝沢修主演の「炎の人」。

ゴッホという、まっしぐらにこの世を駆け抜けた人間を、痛ましいほど無垢な魂を、感じた。

今回の「炎の人」、私も年もとり、主演の仲代達矢さんももう熟年。

若い時にはかえって分からない青年期というものもあるけれど、

人生の最終駅に近づきつつある人間が、より強く感じるきらめきというものもあると思うけど、

でも、もう少し若さがほしかった、と思う。

ちょっと私のゴッホ像とは違うという違和感が残ってしまいました。

 

今回公会堂の使用停止による文化ホールでの久しぶりの例会。

トイレの数が足りない、出入り口が一つなので、帰りは人が殺到する、

などなど、例会運営の上で公会堂とは違う困難さもあります。

しかし、当日理由あって不参加の方の席を有効に利用する、

「席詰め」と「空席待ち」で、座れない人の数が思ったより少なくて、やれやれでした。

 

     「炎の人」終演時雨に包まれて     よし枝   

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公会堂存続!

今日米子市議会の全員協議会で、                                2009_0214_220308-ふたつ目の花束縦

野坂康夫市長は米子市公会堂を存続させる選択を明らかにした。

その理由は、

①その役割の代替えとなるものがなく、廃止すれば市民の文化・芸術活動が低下する恐れがあること。

②ランドマークとして中心市街地にあり、にぎわいトライアングルの一角がなくなることの影響大。

「必要最小限の改修を、有利な財源を検討し行い、コストダウンに努めたい。」

「市民にはこれまで以上に活用していただくよう方策を探したい。」と締めくくった。

質疑で財源が問われ、避難場所とするなら、国の補助が45%、

そして残り55%の財源に合併特例債を使えば、初年度の米子市一般予算の負担分は、約7千万円余りとなる、

という検討報告書の数字が改めて説明された。(このblogの19日の項を参照ください。)

私は、必要最小限の内容はなにかを聞き、具体的な返事はなかったが、

「最小限の改修で耐震工事のコストダウンということでは、いま市当局が相談しているコンサルのみに相談するのではなく、

耐震改修に全面的に協力を惜しまないと、6月ごろに公会堂存続の要望書をだされた中国地方の建築士学会などの力をかりてほしい」と、要望した。

公会堂存続を願う市民会議の方たち、傍聴に何人も来られ、ほっとした面持ちで、

私たち議員を労う言葉を残して帰られた。

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米子市公会堂存続へ

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野坂米子市長が、「文化芸術活動の場を確保する」と、

自身に近い関係者に存続の意向を伝えているという記事が、

今朝の地元紙の一面に載った。

4万4千の署名の上に更に積み上げて公会堂を存続させようと頑張る市民団体の力が、

米子市に市民アンケートを実施させたり、利用団体への聞き取りを行わせた。

その成果が大きかったと思う。

存続が確定するまで、もうひと踏ん張り、押していこう。

★写真は公会堂の存続を願う市民会議のホームページから借りました。

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鳥取市議選

鳥取市議選の結果は今朝1時前にわかった。                                    2010_1118_105927-CA390738

角谷敏男、伊藤幾子、田中文子の3氏が当選。金田ひでみ氏は及ばず、とても残念。

職を辞して挑戦されたのに、私たちの支援も及ばず、申し訳ない。

でも、日本共産党の風がほとんど初めて吹いた国府で、

よく頑張られたなと思う。4年後を期して歩き始めてほしい、と個の意見ですが私は思う。

大きな党をめざして、国民との厚い連帯をめざして、日々歩いていこう。

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公会堂存廃について

標記のタイトルの<出前会議>が、米子市議会の会派「よなご会議」主催で開かれ、         2010_1120_103510-CA390750

わが会派の岡村英治議員と私も参加しました。

啓成公民館に集まったのは、30人の市民(錦織陽子県議も)と11人の米子市議。

公会堂の存続を求める市民会議から、山本世話人が、

公会堂を残してほしい理由を、利用団体の立場から、

「公会堂だけではもうやっていけない、と文化ホールが造られた。ふたつあって続けられた活動。      

公会堂と文化ホールを、利用団体は、話合いやくじ引きで都合つけあって使い活動してきた。」

「生の声、生の音は、コンベンションでは床や壁に吸収されて響かない。公会堂がなくなると、

大きな管弦楽団のコンサートなど、呼べなくなる。」などと、語った。

また建築家の立場から八田氏が、

「米子にはすばらしい建築が少ない。公会堂がなくなると、20世紀の米子の建築の歴史が抜けてしまう。」

「公会堂の周りの空間が活かされていない。もっと活用を考えて人が集まるようにしたらいい。」という提案も。

そして、市議の一人が、自分は本当は公会堂を残したい方ですが、と前置きしながら、

氏のアンケート結果に見られる、廃止を選んだ人の理由を紹介し、

多くは財政的に大変になるなら存続しなくていいという意見だとまとめた。

会場からは、耐震診断結果についての疑問が出て、建築士の来間氏が、

「耐震診断は日本建築防災協会という権威ある団体のされたことで、この結果は間違いとは言えない。

しかし、この手法は学校や庁舎、公共施設の耐震診断を急いで出すためのもので、

ある程度簡略法、概略法といえる。」

「平成17年に、ホールなどの変形複雑な構造の建物には、もっと高度の検討をすべきというい声があげられ、今はその流れになってきている。」と専門家ならではの説明をされた。

私は、9月補正予算に私たちが付帯決議をつけたことで、

図書館・美術館の関係者から、図書館美術館の改修などの含まれる中心市街地活性化事業が凍結されたら、事業の認定が取り消されたらと、不安の声の上がっていることでは、

5人の市議で国にいって良く聞いてきたこと、

ちゃんと協議し変更申請したりすれば、そんな心配はひとつもないと国がいっていることを紹介した。

人数はぎっしりとはいかないが、思いのこもった発言がつづき、

力を合わせて公会堂を残さいや、という気持ちで閉会した。

★写真はいつの間にか裸木になっていた、わが家のモクノキ。

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「子どもの貧困と教員定数」

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今日は鳥取県教祖・高教組西部支部の共催で、教育改革キャンペーンが開催されました。               

弓ヶ浜荘に小・中・高の先生方、若い人も多く集まられました。

明治大学・埼玉大学講師でNPO「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」代表理事、

青砥恭(あおと・やすし)さんが講演されました。

子どもの貧困の実態をたくさんの統計資料と実例で語られました。

「家族の貧困ー低学力ー高校中退ー教育・雇用などの社会的排除ーさらなる貧困」

この子どもの貧困図式がこの10年でいっそう鮮明になった、といいます。

埼玉県下の高校を進学高から底辺校まで、学校間格差により5つのグループに分けると、

ここ10年で底辺校G4とG5の授業料減免率が大きく増えている、不登校も増える、

貧困層の経済力の落ち込みの大きさと、親の経済力と学力との相関に、改めて驚きました。

青砥氏の講演の前に現場からの報告をされた通信高(白鴎高)の先生の話しもありました。

高校中退し改めて通信高生となった子どもたちは、

授業料は無償化になっても、教科書代や諸経費の工面に悩まされている、

自分が生きていく生活の糧を自分で稼ぎださねばならない子が多い、と。

青砥先生は、貧困とネグレクトには深い繋がりがある。

貧しさと何かの要因が重なって、子どもへの関心がぷつんと切れる。

社会とかろうじて細い糸で繋がっている、あるいはとうとう糸の切れてしまった子どもたちは、

これからどう生きていくのだろうか。

教育が不平等を再生産してはいけない、学びなおしの場が必要だ。

中学校3年間で放りだすのでなく、学力をつけて送り出すように延長を提案していくと語られました。

中退や不登校、ひきこもり、他所事でない現実です。               2010_1120_103351-CA390748

どんな一人も打ち捨てられてはならないが、個の問題でもない、

社会構造の現実なのだと、改めて考えました。                         

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江原の勝っあん

「江原の勝っあん」と、呼ばれ、党内外の多くの方から親しまれた

元・市会議員、県会議員の江原勝さんが亡くなられました。

今日19日が葬儀でしたが、議会が長引いたため、

私と松本松子議員は葬儀には参列出来ず、

岡村英治議員に代表で参列してもらいました。

長いあいだ、日本共産党の顔として、活動の先頭を走った人でした。

自転車で市内を走りまわって「どげなかや」と気さくに声を掛ける姿を覚えていると、

何人かの人に聞きました。

私は、ともに活動する機会を得ずじまいでしたが、

なにかの折りに出会うと、必ず労いの言葉を掛けて頂いたことを思いだします。

ちょっとブッキラボウな言葉で、大きな目を見開いて、ニコニコ笑いながら。

ご冥福をお祈りします。

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米子市公会堂のあり方検討報告書

今日は臨時議会でした。                                  2010_1118_110426-CA390743

一般職の給与、一般・特別職の賞与の引き下げを決め、

本会議は閉会し、引き続き全員協議会。

米子市公会堂のあり方検討対策本部の検討結果が報告されるので、

たくさんの傍聴者が詰めかけました。

この報告をもとに市長が方向を決めることになります。

議員から、特に17日に各省庁に話を聞きにいったメンバーから、

公会堂が重文指定を受けることは難しい、後50年程の経過が必要だというのは、

どこに聞いたのか。文化庁は市からは聞かれていないと言っている。そして

あと50年ではなく10年程の経過がいるといっている、良く話を聞いて進めるように、とか。

国は公会堂の耐震改修も、図書館・美術館の改修と同じ、

社会資本総合整備計画の事業として加えることも出来るといっている、

よく国と協議し申請すれば、計画変更も延期可能ということだから、

良く協議を重ねてほしい、などなど質疑が相次ぎました。

次のとこいろで報告書を見ることが出来ます。

http://www.yonago-city.jp/section/edu/bunka/koukaidou_arikata.pdf

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国府は歴史のまち

今日は鳥取市議選、新人候補の地元、国府へ。                                   2010_1118_110243-CA390741

どんどん奥に入っていくので、山が迫ってきました。

殿ダムのちかくです。

以前、娘と殿ダムに伴う川の拡幅工事で沈む、

茅葺屋根の集落を訪れたことがありますが、

もうすぐそこに見えます。雨滝の表示もなつかしい。                              2010_1118_110327-CA390742

一日歩き回った国府は、古墳や重要文化材などにそこここで出会う、

古い歴史のあるまちでした。

鳥取市では隅っこのまちとなり、「史跡・古墳のまち」という特色の打ち出しも弱まってると、

国府の方はいっておられます。

だから、国府の上(かみ、です。奥とは言わない。)から代表を、と静かなもの言いながら、                       2010_1118_110507-CA390744

力がこもります。

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TPPは農業・地域壊す

2010年11月16日 吉井議員の質問 衆院本会議

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お年寄りも子どもも安心して暮らせるわがまちを