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10月22日 千葉県の視察を終えました。気温が低いのではないかと心配して出かけましたが、とても温かく汗ばむ程でした。久留里という地域は、千葉県の内房と外房の真ん中どころに位置し、産業廃棄物最終処分場があります。私は、それがどんなものか、ぜひ見ておきたいと行ってきました。玄関前で車を降りると、すぐ、空気の匂いが気になりました。女性の職員さんがマスクをしておられるのも、なるほどとうなずけました。写真に写っているのが処理場ですが、ペットボトルなど、やや遠目からでも形がはっきりと見えました。私は、もっと小さく刻んで処理するのかと想像していましたので驚きました。塩ビ製品を焼却しない、自然にかえすのがよい、とはいっても自然に還るには気の遠くなるような年月が必要ではないでしょうか。数台のトレーラーが廃棄物を2メートルに圧搾し、その上に50センチの土をかけていました。1日に50台のトラックが林道を走り、県外からも持ち込まれるということです。ここは、100万トン規模の処理場だそうです。
 この町のもう一つの顔は、町中に湧きだしている井戸です。40か所ぐらいい水が自由に飲めるようになっていました。感心したのは、この水を定期的に検査して、地元住民をはじめ観光客に安心して飲んでもらっていることです。水道水と同じ項目を検査していました。ある井戸は、飲み水に適さないと張り紙がありました。検査結果をきちんと提示している姿勢は「おいしい米子の水」といって売っている米子市も見習うべきではないでしょうか。

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