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1月15日 
 旧淀江町と米子市は、平成17年3月31日に合併して5年経ち、国保の保険料が4月から統一されます。先日開かれた国民健康保険運営協議会で、新たな保険料の率は変えないとしていますが、旧淀江町の加入者にとっては、負担増になることが決定的になりました。変更点は、被保険者1人につき1万8千500円が2万500円に、1世帯あたり月1万5千600円が1万9千500円に引き揚げられるからです。固定資産による負担は16.9%から16.4%に引き下げられますが、市は、平均で一人、年間6千円、高額所得の人は2万円近く負担増になる試算していました。また、最高の保険料をこれまでは47万円までとしていましたが、50万円まで3万円を引き上げ、介護保険料の最高額を12万円としていましたが、1万円引き上げ13万円までにする考えを示しました。国が政令で出した案に従って米子市がその通りに決めるものです。これによる増収は1770万円を見込んでいるとのことです。対象者は、所得にして600万円以上の方ということでした。600万円の世帯といっても決して裕福ではありません。旧淀江町の加入者にとって統一による負担と上限の上げによる負担がかかってきます。
委員から、国の交付金が20年度に全く繰り入れていなかったことについて、「なぜそうだったのか」と指摘する場面もありました。私たち、日本共産党は、毎回、国保財政安定化支援事業交付金を全額繰り入れるよう要望してきましたが、市はこれまで「国保会計がそれほど大変だとの認識がなかった」ということを聞き、とんでもない!と一人で怒りました。医療は社会保障として当然必要に応じてだれでも受けられる、そんな世の中にしないといけませんね。

雪が1時止みました。バス停の藪椿がけなげに咲いていました。