ごみを出す度に60円かかります
投稿 松本松子 日付 06年10月6日 11:00 pm | カテゴリ: 日本共産党, 米子市議会, 雑記帳
昨日の本会議で、ごみ袋60円の案に反対したのは、わずか議員の3分の1の7名でした。私は、有料化は時期尚早だといってきました。
米子市がごみ処理費を財政健全化の名のもとに市民負担にするというのは間違っています。ごみは生活する上で必ず出るものですし、国はごみ収集とそれの運搬と処理を自治体の第一義的義務(集めた税金で行なう仕事)としているのです。今の政府が、この法律の意味を都合よく解釈し、自治体に有料化を進めています。
米子市は有料化にしなければごみが減量化できないかのように言っていますが、先進地の例をみても、一時的な減量にはなっても、将来に続く減量にはならなかったことが報告されています。
本当の目的は、財政負担を取りやすい市民から取るというのが、有料化する目的ではないかと思います。米子市は、ごみの減量が出来ても出来なくてもよいのです。執行する側の、財政さえ楽になれば市民のくらしなど考えていないのです。
市財政が大変だからと、市民から有料化が持ち上がるのなら、話はわかりますが、市民の意思も確かめないで、新たな負担を徴収をするなんて、それもごみ収集という市に課せられた仕事なのに。
討論をしたのは3人でした。反対討論2人。しかしもう1人の議員は、40円を提唱し、ごみ有料化に反対の立場ではありません。また、60円に賛成討論をする議員がいました。市民の負担に賛成する議員を選ばれた方はどんなに悔しく思っておられるでしょうか。昨夜は腹が立って、立ってなりませんでした。日記も書く気にはなれませんでした。
ごくろうさまでした。そうです。有料化で減るほど、ゴミ問題は簡単じゃないのです。行政が本気で市民に訴え、ともに解決するゴミ問題の主役にする立場に立たなければ、できないのです。有料化は、その市民をまた、”金払ってるんだもんね”と、お客さんにするだけ。いっときは減っても必ずリバウンドするのです。
遅れた自治体の本音は、”どだいそんなことは無理なこと”、”だったら金だけでも・・・”なんですね!。
引き続きがんばりましょう。