1月30日 
 朝から猛吹雪のため参加を予定していた友達が「TTP問題のシンポジューム」に来れなくなりました。鳥大副学長農学博士の小林先生は農業経営学が専門です。「TPPとは何か、これからの地域と暮らしの未来を考える」という基調講演をしてくださいました。そして、にわかに国政の表舞台に登場し論議されるようになったTPPについて内容を深め、地域と暮らしを守るため国民の力を結集してTPP参加を阻止し、平和で均衡ある国家間の経済協力関係を展開する必要性を強調されました。

 シンポジストは榎本武利 岩美町町長、西尾勝実 県生活協同組合連合会専務理事、幅田信一郎 大山乳業協同組合連合会組合長、前坂英雄 JA鳥取県中央会専務理事でした。熱の入った有意義な会でした。労働の使い捨てなど横行しているのにTPPに参加したらどうなるのか危機感を持って対峙しなければならないと思いました。決まってから嘆いてもはじまりません。運動を展開しなければならないと思いました。

 雪害によって漁船が転覆した方を重ねて訪問しました。雪が止んだら訪ねようと思いつつ、何日もたってしまいました。あれからどうしておられるだろうか、そのことだけが何時も頭にありました。「元気になっていただきたい」。私にできることは、共産党国会議員団や県議、市議が国や県など行政に働きかけ願いが届くようがんばっていることをお知らせすることではないかと思いました。溜めこんだ新聞「赤旗」の切り抜きをかばんに詰めて出かけました。
 ご主人は「どうしようか、廃業しようか」と考えていたが、息子が「ゆっくり充電して、やりたいように、何時でも帰ってくるから」と言ってくれた、もう一度船に乗り、10年は頑張りたいとおっしゃいました。本当に来てよかった、そう思いました。嬉しい一日でした。

DSCN2049