12月6日の午後、雨模様の中を議会傍聴に駆けつけてくださった方がありました。
私は、市長に3つの項目を質問しました。

1つは、「子ども・子育て新システム」に反対の立場で数々の問題点を取り上げました。
2つには、社会保障と税の一体改革の名で改悪されようとしている医療問題について
3つには、産廃最終処分場建設計画と放置されたままの不燃残渣の撤去を求めて
住民の暮らしを守るため、国に対して反対すべきではないか、また、産廃最終処分場については、影響を受ける危険性のある住民全体への説明と合意を原則とすることを求めました。

子ども子育て新制度は、これまでの国と自治体の責任で保育に欠けた子どもに保育を受けさせる制度から、親の責任で保育所を探し、契約し、自治体は保護者の労働時間によって保育認定を行うだけとなり、公的責任が後退することだと質しました。子どもの貧困が大きな社会問題になっています。国連の子どもの人権宣言は、「最善の利益」の中で幼児期を過ごさせるのが国の責任だとしています。新システムは、子どもや保護者のための制度ではありません。保育を市場任せにするものです。地方から国に反対の意見をするよう求めました。

社会保障と税の一体改革の中身は、社会保障の削減と消費税増税です。
外来窓口で診察1回、100円の負担増を課し、受診抑制するものです。
混合診療は、保険以外の自由診療を許し、保険制度を崩し、金持ちと金のない人に医療格差を生じるので許せない。
保険では対応しない免責制度を導入すれば、保険制度が崩れる。
高齢者集め名前だけの国保を作っても、中身は後期高齢者制度と変わらない。高齢者は医療費を無料にすべきだ。
社会保障を削減し、消費税を増税する「一体改革」は絶対容認できない。反対をするよう求めました。

産廃最終処分場建設計画については、地域の住民の皆さんにアンケートをお願いしました。
多くに皆さんが環境汚染を心配しておられました。事業者がまだ決まらないということでしたが、
影響を受けるのは、6地区に限らない、関心のある住民の参加を認めるよう求めました。
最後に、一般ごみの最終処分場に仮置きされている不燃残渣の撤去を求めました。
市長は、関係者が同じテーブルについて協議するため働きかけると約束しました。
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不燃残渣にネットが掛けられたまま、放置されています。