今日は、中海特別委員会が開かれ、現在、漁業を生業としておられる石倉さんから話を聞かせてもらいました。中海漁協の役員さんです。

 {聞き取りの要旨}
 中海は漁をするのにとても便利なところ。蜆は減っているが、アサリは米子市内のスーパー数店に卸している。良質なので都会からも引き合いがある。
 定置網は鯊(はぜ)がほとんどおらず、公魚(わかさぎ)もほとんど0(ゼロ)の状態で成り立たない。
 刺し網(魚のいるところに網を張る)では、石カレや平目や高級なえのは。
 かもめが群がって鳴いている下の方には鱸(すずき)が幾らでも捕れる。
 昨日のように穏やかな日は、中海がきらきらと輝いてホントによかった。
 湖底に貯まったヘドロやメタンガスを改善すれば、資源は回復し、あさり、サルボウ(赤貝)などの貝類が増え、それによってまた、えび、かに、たこも増えると思う。
 大橋川拡幅で、河口より 1000mまで、3m50の護岸を作る計画だが、現在その地に蜆が繁殖しつつある。蜆が守れるのか心配だ。と話されました。

 国は、豊饒な中海を生物が生きられないようにしてしまいました。人間が勝手に自然のリズムを狂わせました。元の自然に戻すにはどうすればよいのでしょうか。私は、造った堤防を撤去することが第1の解決策 と思います。国の責任で撤去することではないでしょうか。皆さんはどう思われますか?