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6月22日 経済教育委員会の陳情審査で、教育予算の拡充を求める陳情は全委員一致で採択されましたが、
最低賃金の引き上げと安定雇用、中小企業支援策の拡充を求める陳情が多数で不採択にされました。

今、雇用不安定で市民の暮らしは大変です。
生活保護も最低賃金を1000円にすれば、貧困から脱出できる人も多い、という報告もあります。
そのためには、国の中小企業への税制緩和や賃金補助が必要です。
どうしてこれを国に求めることに反対なのか、おかしいと思います。

最低賃金で働いた場合、1時間646円で1月で11万円にしかなりません。
あちこちのパート先を掛け持って働く労働者が市内にも多くおられます。
最低賃金が引き上げられれば、生活費が増え、安定して暮らすことができます。
消費が活発になり、地域経済が潤います。
世界では全国一律の最低賃金が大きな流れです。
陳情も全国一律といっておられます。昔と違って今では、暮らしにかかる経費が地域によってそんなに違いません。

政治以外に打開の道がなく、暮らしに命がかかっていることを
政治生命をかけて審査に当たってほしいと強く思いました。

報告として、岡山に本社がある、源 吉兆庵が流通団地に工場を作り1年半後には操業を開始し、100人ほどの雇用が生まれる予定。
地元の特産品をお菓子に使うという発想に、心から歓迎しました。
お菓子にもきれいな水が必要でしょう、名水が生かされることがとてもうれしいことです。

ブラジルで「国連持続可能な開発会議」が開かれており、潘 基文国連事務総長は「貧しい人々や地球環境を犠牲にして
繁栄するやり方を続けることはできない。」と指摘しました。日本の原発再稼働について、世界が見ています。