9月2日 原発ゼロ集会に参加しました。私たち女性2人は、電車で朝早く出かけ、開会前に会場で駅弁を食べました。千人予定の集会にどれぐらいの参加になるのかと少々心配しましたが、後ろの座席を見るたびに増えに増えて最後には1300人の参加だと聞き、おもわず会場から喜びの拍手。
鳥取県東伯郡北栄町町長 松本昭夫さんからのメッセージは、町は、環境に優しい取り組みを進めるため、再生可能エネルギーの地産地消を目指している。再生可能エネルギーの導入には、コストや安定供給など、課題も少なくありません。しかし、持続可能な社会をつくり、未来へつなげていくためには、安全安心な再生可能エネルギーへの転換を進めるべき。

島根県隠岐郡知夫村村長 矢田辰夫さんからのメッセージは、今こそ、一旦立ち止まって、「原子力発電を今後、どうするのか。」考える勇気を政府も国民も持つべき。都市の住民、中山間地域、離島の住民すべての人がよく考え、意志表示すべき。

閉会の挨拶で島根大学名誉教授 保母武彦さんは、朝日新聞記事から、松江市民の意識調査の結果について、島根原発に不安を感じる人は77%を占めていた。感じない人の15%を圧倒的に上回った。1号機について再稼働の反対64%は賛成16%を大きく上回った。今後は、日常的に、再生可能エネルギーと脱原発を実現するために、組織を立ち上げる必要があると結ばれました。

新聞記事を振り返って読んでみると、原発事故の影響は、立地自治体に限らず県境を越えても及ぶ。島根原発の「地元の範囲」を尋ねたところ「県境を越えて30キロ圏内の鳥取県米子、境港市まで」が49.1%。「100キロ圏内に入る鳥取、岡山、広島県まで含める」は20.8%だった。多くの人が県外へ避難を余儀なくされている福島第1原発事故によって、県境に関係なく「地元」とみる意識が高まっていることがうかがえると書いています。

記念講演はエネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議世話役代表 鈴木悌介氏がされました。
食することはいのちをいただき、いのちを移しかえること。
アメリカで気づいた日本の深くつながっている地域文化。
地域で再生可能エネルギーを中心としたエネルギーの自給体制を。
原発にまつわる問題点などたっぷり1時間聴かせていただきました。

閉会後、パレードが出発しようとしたら、待ち構えていた妨害車と数人に阻まれました。一行は冷静に静かに通り抜け、しばらくしてから、
「原発ゼロだ」  「再稼働反対!」と、広島や岡山から来られた方たちと共に歩きました。
峠を越したと言われますが、まだまだ暑かったです。

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鉢巻き姿は、山口県の上関町で中電の原発計画に反対で頑張っている会の代表です。米子からは9条の会を代表して、大谷輝子さんが発言されました。