DSCN0838.JPG 10月5日  昨日は松戸市の保育園の民営化について報告しました。今日は、東京の稲城市の介護保険について報告します。 人口約8万人、65歳以上の高齢者は15,000人で、要支援(1~2)333人、要介護(1~5)1,041人です。米子市は人口約15万人、65歳以上人口は32,000人(平成17年度)ですが、要支援 1,070人、要介護(1~5)5,042人と稲城市に比べて要介護の高齢者が多いことが特徴です。
 稲城市は、基幹の包括支援センターが市役所にあり、あと2箇所委託しています。その他に在宅支援センターが2ヶ所、それがすべてです。米子市には、11ヵ所あった包括支援センターが、財政上の理由で委託業者が撤退し、現在は8ヵ所になったことを話ましたら、多い方がサービスは行き届くでしょうが、8箇所に配置する3職種、(主任ケアマネ、社会福祉士、保健師)の経費は大変でしょうといっておられました。稲城市では、包括での利益は望めないが、市が委託している他のサービスからの利益もあるはずだから全体でみてもらっている。国基準では難しいともいっておられました。基幹の包括支援センターが赤字になれば一般財源でまかなうということです。
 A社にとって困難な事例をB社に聞いて対応するなど、垣根を越えて対応してもらっているとも。事業者連絡会、月、1回。20人ぐらいの参加がある。飲み会になると60人ぐらいは集まる。
 稲城市は、①申請で非該当になった人を訪問して他のサービスを周知してもらっている。(月に10人ぐらい)これは在宅支援センターが行なっている。②認定されても、未利用の人が3分の1おられる。在宅にあうサービスをケアマネージャーに繋げている。③高齢者見守りネットワークがある(東京都のモデル事業)

 また、今年9月から始まった、介護支援ボランティア制度があります。この制度は、米子市でも行なうことができます。健康な65歳以上の高齢者がボランティアになる手続きを行い、市が認めれば、許可書を受け入れる施設に出して、自分のペースでボランティアをするのです。1回にポイントを1個、カードに押してもらい、集まったら、希望によっては、介護保険料の足しにすることもできます。最高、年間5,000ポイントまでです。(=5千円)ポイントの生かし方はこれから工夫されるでしょう。生きがいに繋がればよいですね。

 お友達の鼈甲です。彼女は着物をよく着ていました。