米子市は、国や県も認めている灯油助成金を12月議会で補正予算を提案し、議会は議決しながら、「今後は値段が上がらないので取り止める。」と1月15日に開かれた市民福祉委員会に報告しました。「生活と健康を守る会」の皆さんがどんな思いで委員会を傍聴されたことでしょう。
 まだ、1月の半ばです。今後の価格を昨年末の価格で予想して取り止めるという、全くあきれたやり方です。 生活保護世帯は、老齢加算や母子加算が廃止され、冬季加算があるといっても、何十年も前から改善されないままです。
 補正予算を決めた他の自治体では、可決後、すぐに振り込むなどを行なっています。私が聞いた鳥取市は、今月始めにすでに給付されたということです。それが住民に最も近い自治体のあるべき姿ではないでしょうか。国が認める制度をなぜ、市民に適用しないのか、市独自の補助ができない財政状況であればなおさらです。
 安心して暮らす米子市を目指すと口では言いながら、厳しい暮らしの人へ寄り添う心は全くありません。
 政府の行なうバラマキ給付金とは違い、所得の少ない世帯へ補助することに反対する市民はいないと思います。誰だって、イザの時に助けてくれる市役所を望んでいるのですから、お互い様の心を持ち合わせていると信じます。
   報告で終わらせてはならない委員会でした。今回は、いろいろ、考慮して、給付すべきだと強く思います。

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雪空に代って一瞬、青空がのぞきました。